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花の変奏: 花と日本文化

花の変奏: 花と日本文化

花の変奏: 花と日本文化

作家
中西進
辻惟雄
出版社
ぺりかん社
発売日
1997-03-01
ISBN
9784831507594
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花の変奏: 花と日本文化 / 感想・レビュー

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すみの

表紙カバーにあるように日本文化に見られる花の姿に、日本人の美意識や自然の捉え方を今一度考えさせられた。日本文化…文学、絵画、工芸、庭園、着物、音楽と資料写真も多いが、できれば実物カラーで見たい。花には季節があり、華やかさも哀れさもあり、四季ある日本で良かったと。

2017/02/20

№9

言われてみれば驚くのだが、「花」がいわゆる意匠のモチーフとして使われたのは寺院などの瓦に施される蓮の花の文様が最初らしい。つまり仏教の伝来によって日本人は初めて花を意匠のモチーフとして用いるようになったのであり、それ以前の時代には見られないのだという。花の造形は文明とともに始まるのであり、日本における文明の概念になる都市の成立は7世紀であり、それまでの日本では花は聖なるものとして人間の生死とともにあり、これを加工することはなかったのだという。花と日本文化の諸相に迫る知的好奇心溢るる一冊。

2016/08/14

花に関心があって読みました。花が日本文化、芸術に深く根ざし、それをより豊かにしていることがいろんな側面から書かれていて、興味深かった。

2011/05/16

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