エリアーデ・オカルト事典
エリアーデ・オカルト事典 / 感想・レビュー
roughfractus02
ユングは「オカルト」を潜在記憶への興味や物理学者W・パウリとのシンクロニシティ(共時性)に関する対話から非因果的連関として取り上げた。一方本書は、宗教学の立場から、因果的連関でできた人間の認識世界において、隠された真理(オカルト)が非因果性として世俗化する様を系譜学的に探求する。大著『宗教百科事典』から選ばれた36項目(31名が担当、エリアーデ は編纂者)は、エジプト、メソポタミア、インド、中国、ギリシャから現代に渡り、項目ごとに完結する構成を採用している。古今東西の呪文の音声やパターンの考察が興味深い。
2021/08/12
こん
途中で最初から読むのを断念した。呪文について書かれた頁のみ精読。呪文は各地に点在するものの、現代では形式ばったものではないようだ
2016/10/27
出口求
疲れた!が何とか読了。オカルト全般の簡単な経緯がまとめられている。学術的な記載なので興味がないと読み進めるのは難しい。巷のオカルト事典と異なるのは、魔術の発生からその歴史、発展の理由まで丁寧に考察してある箇所。「魔術の発生の歴史」を知りたければ本書はおすすめ。
2011/05/18
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