宮澤賢治の深層: 宗教からの照射
宮澤賢治の深層: 宗教からの照射 / 感想・レビュー
大臣ぐサン
日文研の共同研究報告書として刊行された本書は外国人客員研究員であるプラット・アブラハム・ジョージを中心に様々な分野の執筆者による論文で構成されている。全4部構成になっており、賢治の宗教観に関する論文が多くを占めている。また、日文研主催という背景も影響しているのか、従来取り上げられることが少なかった宮沢賢治と佐々木喜善の関係についても多くの論考が含まれているのもうれしい。小松和彦先生の賢治論が読めるのもレア。
2021/04/27
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