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フィールドとしての宗教体験

フィールドとしての宗教体験

フィールドとしての宗教体験

作家
島田裕巳
出版社
法蔵館
発売日
1989-12-05
ISBN
9784831871749
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フィールドとしての宗教体験 / 感想・レビュー

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nashi

宗教ばなれが進む現在、宗教学の役割は終わろうとしているのだろうか。本書にはそんな疑問へのヒントがある。人間は現象を意味づける(物語を求める)ことなしに生きられない。意味づけは宗教の根源であったが、宗教がなくなっても意味づけはなくならない。なぜ生きるのか、自分とは何か…。だから宗教学は人間の意味づけ活動について問い続けるのだ。世界のしくみの説明は自然科学でいいとして、世界の意味を正面からとりあつかうことができるのは、芸術と宗教くらいなのかもしれない。

2012/04/09

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