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淡水魚類地理の自然史―多様性と分化をめぐって

淡水魚類地理の自然史―多様性と分化をめぐって

淡水魚類地理の自然史―多様性と分化をめぐって

作家
井口 恵一朗
大原 健一
北川 忠生
北村 晃寿
佐藤 俊平
武島 弘彦
竹花 佑介
向井 貴彦
山本 祥一郎
横山 良太
淀 太我
渡辺 勝敏
高橋洋
出版社
北海道大学出版会
発売日
2009-12-22
ISBN
9784832981928
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淡水魚類地理の自然史―多様性と分化をめぐって / 感想・レビュー

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Arisaku_0225

日本の淡水魚類の研究例や研究史を挙げながら、日本産淡水魚の系統地理がどのように分化し、また解析されているかが概説されている本。魚類の系統地理学を将来研究したいと考える人にぴったりな本であるが、専門用語や種名、解析手法が容赦なく盛り込まれているため、ある程度の事前知識を有してないと読み進めるのが苦となるかもしれない。自分はそうなった。最後の章には、日本産淡水魚の個体数の減少や移入種によって、系統地理学をやれる最後の世代かもしれない。という文言には、現状の自然環境保全に対して非常に危機感を感じさせられた。

2022/04/15

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