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愛知の寺子屋

愛知の寺子屋

愛知の寺子屋

作家
丹羽健夫
出版社
風媒社
発売日
2012-05-01
ISBN
9784833110952
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愛知の寺子屋 / 感想・レビュー

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小鈴

面白かった。寺子屋の授業料は尾張西部(名古屋含む)ほど金納で、三河の東部は物納。全体として尾張地域は金納率が高く貨幣経済が浸透し、三河は物納。一方で、物納率が高いほど師匠が亡くなると筆子塚がたてられる。物納の方が人情が厚いと推測するが、分からないでもないですよね。士族が運営することの多かった名古屋の寺子屋はその後小学校になって、現在にも続いていく。民営の寺子屋があったからこそ、近代の学校が根づいた。初期は学校も金納だったが、名古屋の寺子屋は金納が多かったので、そのあたりもスムーズに移行できたのだろう。

2019/06/08

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