大久保利通: 幕末を切り裂いたリアリストの智謀
大久保利通: 幕末を切り裂いたリアリストの智謀 / 感想・レビュー
Koichi Fukunaga
石原慎太郎や渡辺昇一など多数の政治評論家、作家などによる様々な大久保利通像が描かれており、一気に読んでしまった。何故、西郷とたもとをわけたのかは諸説あるが、利通が智者であるだけでなく、使命感強く、執念深く、実行力のある政治家であったことは皆が認めるところ。ゼロからこの近代日本の土台を作っていったパワーと知恵に心より敬服します。私は断然、西郷ファンですが、この対照的で不人気の利通にも魅力を感じます。また、この二人が幼なじみでドラマティックな決別をするストーリーに胸が熱くなります。
2019/01/05
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