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信長: 天下一統の前に悪などなし

信長: 天下一統の前に悪などなし

信長: 天下一統の前に悪などなし

作家
堺屋太一
出版社
プレジデント社
発売日
1991-07-01
ISBN
9784833414159
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信長: 天下一統の前に悪などなし / 感想・レビュー

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こきゃり

糞みたいに読みにくい章もあったけど、おおむね馬鹿でも読めて楽しかったです。武田八洲満さんのは読みやすかったです。百瀬明治の考察は私も同意だな。信長は独裁者、ヒトラーの晩年と似たような状態になってたんじゃないかというやつ。最初の対談では信長は非常に合理的でかつ根に持つ人間みたいな考察をしていたけど、それは最初だけで晩年は、我は神である的な心理状態だったと私も思いました。 ドリフターズとか無双の信長像とはまた違った人間らしい信長もいたのかなと思うと、歴史ものの楽しみが増えた気がします。面白かったです。

2022/09/16

zaku0087

やはり「古い信長」像で描かれている。雑誌連載のエッセイ?だから、交渉が足りないのは仕方がないし、描かれた時代から歴史検証も進んでいるから仕方がない。もはや故人になった書き手も多いし、歴史考証本というよりファンレター集みたいなもので、一番役に立ったのは巻末の年表だというオチだ。昭和のビジネス本とは、こんなノリだったのだな。磯田氏を筆頭とした、現在の気鋭な歴史家たちに、この書き手たちの歴史考証の検証をしてもらいたいものだ。「信長公記」「甲陽軍鑑」あたりをネタ本にしてもらってもねえ。

2023/07/24

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