男には男の家事がある
男には男の家事がある / 感想・レビュー
bluemint
どうも白々しさを先に感じてしまう。自分の妻のことを「家事の専門家」とおだて、自分は当たり前のことを知らなかったと卑下する。又、「留守番電話なんていらない。伝言は秘書に残してもらえばいい」などの、マリーアントワネットの「パンが買えないならケーキを食べればいいじゃない」に似た無邪気な高所感がやたらと引っかかる。家事のノウハウは今では誰でも分かっており、どうしたらそれが持続するのかという所に今は問題が移っている。最近よくあるマンガエッセイでもその辺りに焦点が当てられている。ちょっと古い内容になってしまった。
2018/12/20
マカロニ マカロン
個人的な感想:B-。著者の沖しげる氏は通産省(現経済産業省)の元キャリア官僚。妻の沖幸子さんは、ベンチャーで掃除会社を経営している。そんな夫婦二人が交互に文章を書いているが、主に夫が文章を書き、それを妻が 校正している感じで進み、ちょっとほのぼのした感じ。元キャリア官僚の沖しげる氏は子供のころから家事を全くしたことがないらしく、ガラス掃除の基本やスーパーの値付けなど常識と思えることに感心している。男性の得意な分野で積極的に家事に参加しようという主張はわかるが、今時そんなに家事をしない男はいないと思った。
2012/01/22
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