もしも虫と話せたら:昆虫が教えてくれた生きづらい世の中を生き抜く自然の鉄則15
もしも虫と話せたら:昆虫が教えてくれた生きづらい世の中を生き抜く自然の鉄則15 / 感想・レビュー
mike
既視感あると思ったら一昨年読んでるじゃん😅どんだけ記憶力悪いんだ、私。『「生き抜こう」ばかりでなく時には「息抜こう」』は、なかなか良い言葉だと思う。
2023/01/27
ナミのママ
もしも虫と話せたら「家の中には入らないで」と言いたい…虫は苦手。この本はそんな私でも楽しく読めた。職場の人間関係に悩んだ若者が帰省して、子ども時代に遊んだ雑木林に足を運ぶ。そこで昆虫と会話するお話。まずイラストがゆるっと優しい。内容は哲学的だが押し付けがましくないし、言われてみれば当たり前の事。肩のチカラを抜いて、視野を広げて、深呼吸して、明日からも頑張ろうと思わせる。そしてちょっと虫にも詳しくなったかな。
2023/07/02
あじ
他人とのつきあい方を、昆虫生態学を通して指南する啓発書。一青年と昆虫のゆるい会話形式で、フリーハグのような感触が心地良い。周りの人に不満を抱く青年に「自分の気持ちを伝えずに“分かってくれない”とグチるのは、ちょっと勝手すぎ」と声を上げたのはピーコックスパイダー。全力で求婚ダンスを披露しても、気に入られなければメスに食べられてしまうことがあるらしい。彼曰く「相手に対して何か思っていても、伝えなければ思ってないのと同じ。伝えることから全てが始まるのだから」と青年の肩に手を置く。昆虫の説法は耳によく馴染む。
2021/07/05
わむう
挿絵もおしゃれで、とても面白くタメになりました。「世の中にある争いのほとんどは正義と正義がぶつかっているんだから、相手だけが悪いとは言えない」。ムシできないコラムコーナーも面白かったです。
2022/09/14
chiaki
職場の人間関係に悩む青年太郎は、雑木林で出会う虫たちとダジャレをまじえながらおしゃべりする中で、次第に前向きになってゆく。生きづらい世の中に、虫たちの生態から生き抜く(オオクロアリは"時には息抜く"と表現してました)知恵と希望を学ぶことができる。なんて生物学的で、なんて哲学的!「つらい時、「逆に」と言える人は強い(サハラサバクアリ)」「傷つかないのは強さじゃない、再生するのが真の強さ(エダナナフシ)」等々、数々の名言にハッとさせられる。「頼りになる人があなたを無能にするかも」おカイコ様の生態が衝撃!
2024/10/21
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