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頭のよさとは何か

頭のよさとは何か

頭のよさとは何か

作家
中野信子
和田秀樹
出版社
プレジデント社
発売日
2022-03-31
ISBN
9784833440387
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頭のよさとは何か / 感想・レビュー

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本詠み人

中野信子さんは新刊追っている著者さんです。過去の学歴で頭の良し悪しを考えるのはおかしい。学び続けないとどんどん馬鹿になる。頭のよさとはどれだけ思考に幅があるか…など、このお二人だからこその相乗効果を感じるテーマでした。そして、頭のよさとは能力ではなく態度だと結論にされていました。だが、こうして誰かと会話が盛り上がるのも、ある程度の共通認識がお互いの頭にあるからなので、知識を保存できる知能は欲しいなぁ✨

2022/08/18

Carlyuke

さっと読めて学ぶことが多い。頭のよさとは生き方かなと思った。知識のある人より知恵のある生き方上手な人を推奨しているのかな。 日本人の超保守的なところ, リスクを取らないところを成長を避ける要因としている。金儲けと学問的な追求を別物とするのは参考になった。二人とも東大出で, 保守的ではなく海外経験があるので日本的な部分をメタ認識的に客観的に語っているのが面白かった。 和田さんの語っている「面白い老人」っていいなと思った。年取っても新しいモノの見方や考え方幅の広い偏見のない深みのある人間になりたいと思った。

2022/07/25

油すまし

和田秀樹さんと中野信子さんの対談。精神科医として多くの高齢者を見てきた和田先生が言うには、年をとると記憶障害や知能障害が起こるはるか以前に、まず脳の前頭葉機能が衰える。意欲だとか、新しいことへの対応能力だとか、クリエイティビティとか、そういった能力から先に「老化」する。思考が前例踏襲型になり、感情のコントロールが悪くなる。考えたり発想したりする習慣を身につけることが大事。学歴や肩書きじゃなく現時点での頭のよさ。昨日より今日、今日より明日!「面白い人」は無敵の人。頭のよさとは、能力ではなく態度である。

2022/09/07

ジョンノレン

未だ企業や官僚機構に残る前例踏襲に代表される思考停止だが、日本人は前頭葉の活用が苦手だという。女性や若者が絶望感を抱き易い日本社会に強い懸念をしめす。また単一解を求めてしまうが、しなやかに複数選択肢を放置できる知的余裕も大切。ディベート推奨をしているが、それもともかく個人的にはセルフブレインストーミングも良いかなと。出来得れば自己肯定感を得られるような前向きな到達点を目指す。感情から距離を置くためには空海もなどと勝手に思ったり。老害の反意語は面白い老人だとか、明るく生きましょう♪

2023/12/17

じゅん

2人とも東大でそもそも頭の構造が違うんだから心配だったけど、方向性は間違って無かった。変な人との遭遇がないと今以上に頭が良くならない。知らない事を自分のものにする「開拓力」を身に付けることが博士号。物事を進めるためには、この程度の損は被るよ、といった意識が無いと進歩しない。日本だけがコロナの脅威にずっと振り回されて、目の前の事にビビってばかりで冷静で適切な判断が出来ていない。2000年以降に生まれた子達は、汗水たらして真面目に働くのはバカバカしいと思うようになって「働いたら負け」みたいな構造が出来た。

2023/10/02

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