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少年と川・島の狐: パスカレ少年の物語 (福音館土曜日文庫)

少年と川・島の狐: パスカレ少年の物語 (福音館土曜日文庫)

少年と川・島の狐: パスカレ少年の物語 (福音館土曜日文庫)

作家
アンリ・ボスコ
ジャン・パレイエ
天沢退二郎
出版社
福音館書店
発売日
1985-06-30
ISBN
9784834003338
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少年と川・島の狐: パスカレ少年の物語 (福音館土曜日文庫) / 感想・レビュー

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NAO

パスカレ少年を主人公としたパスカレ少年シリーズの中篇2篇。孤独で夢見がちな少年が主人公で結界になっている川の先に憧れるなど『ズボンをはいたロバ』との共通点が多いだけでなく、『ズボンをはいたロバ』ラストでジプシーに拐われた少女が登場する。10才の少年が川に憧れ中洲の島で数日過ごす話は、だが、ハックルベリー・フィンの冒険のように陽性なものではなく、幻想的で妖しい雰囲気。ジプシーに関するかなり差別的な考え方は、ヨーロッパでのジプシーに対しての共通する見方なのだろう。

2022/06/06

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