ぞうのたまごのたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)
ぞうのたまごのたまごやき (日本傑作絵本シリーズ) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
文が寺村輝夫、絵は長新太。まず文だが、「たまごやきが一ばんうまいよ」という王さまの設定が、そもそもとぼけた味わいを生み出している。それが「ぞうのたまごのたまごやき」に展開していくのだが、そのリズムもいい。読者(あるいは読み聞かせで聞いている)子どもたちだって、ぞうがたまごを産まないことは知っている。作者はそのことを知りながら、語っていくのである。長新太の絵は、このとぼけた味わいをいっそう助長してゆく。ほんとうにいいコンビだ。全ページにたまごの黄色を用いているのも楽しいアイディアだ。
2023/09/26
紫 綺
ぞうがたまごを産んだら、それはそれは大きいだろうな。ま、産んだらの話だけど・・・笑。
2016/10/16
Lesen
王様に赤ちゃんが生まれ、国中の人達に御馳走をしようと思いました。王様の御馳走といったら卵焼き、でも国中の人達に御馳走する程の卵はありません。そこで、大臣にぞうの卵を探しに行くことになりました。いやいや、普通気付くよね??他にも突っ込み所満載(笑)でも、子供は楽しんでました。
2014/07/12
ume 改め saryo
寺村 輝夫 と長 新太さんの2作目!! ほのぼの路線そのままに、今回は『 ぞうのたまご 』を見つけに旅に出る!!(笑) 見つかるのか!?(^^) またしても王様は卵焼きが好きだった(^^) ラストの落としどころが・・・(^^; あぁ!!
2012/04/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
王さまは卵焼きが大好き。王子さまが生まれ、国じゅうの人達を招いてお祝いをすることにしましたが、ごちそうは大好きな卵焼き。集まった人たちに卵焼きを作るには、何百何千あっても足りません。そこでぞうのたまごならいいだろうと言い出し、大臣はぞうのたまごを求めて家来と探しに出かけます…。 【第33回 小学館児童出版文化賞】【第4回産経児童出版文化賞】
2022/05/16
感想・レビューをもっと見る