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ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)

ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)

ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)

作家
長新太
出版社
福音館書店
発売日
1984-02-15
ISBN
9784834009668
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ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

長新太(作・画)。トビウオ型の飛行機に乗り込んだネコたち。最初のページと最後のページ以外は(それとてもあまり変わり映えはしない)ひたすらに「ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーん と、ひこうきは とんでいきます」の繰り返し。もうひたすらこればっかり。その間、絵はページごとに微細な変化と新たな視界を獲得しながら進んで行く。ちなみに絵のタッチも手抜きかと疑われるくらいに、きわめてラフ。読み聞かせる側も楽?それともかえって工夫が必要?子どもたちは絵からいろんなものを発見して大喜び?

2024/07/14

のっち♬

猫たちの乗った飛行機が様々な場所を飛んでいく。最初最後以外の文は全て「ごろごろにゃーんごろごろにゃーんと、ひこうきはとんでいきます」で、言葉に対する作画の比重の高さが絵描きたる著者らしい点。彼にかかれば意味がわからないことが悩ましいどころか快感になってくる。UFOは出るし、サイズはざっくりだし、何のオチもないし、"何が描かれるのか"という期待感だけで左から右へ、あらゆる意味をふるい落とす勢いで流れていく。この境地へ達してこそ、飛行機以上にポツンと浮かぶ言葉の在り方が作画に劣らない美点となってくるようだ。

2024/01/12

Kawai Hideki

「ごろごろ」いう魚型の飛行機に、「にゃーんにゃーん」鳴くネコ達が乗り込み世界を股にかける冒険絵本。文章はひたすら「ごろごろにゃーん ごろごろにゃーん と ひこうきはとんでいきます」という淡々とした描写だが、絵ではすごいことが立て続けに起こっていくギャップが面白い。どこか目的地があったわけではなく、最後は帰ってきておしまい。

2014/08/30

♪みどりpiyopiyo♪

飛行機は猫で満席。ごろごろ言うのは飛行機。にゃーんにゃーん鳴くのは猫。ふたつあわせてごろごろにゃーん。■大好きな絵本です。トビウオ形の飛行機で、海を 山を 街を 川を。ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーん と、ひこうきは とんでいきます。お魚を食べてる猫たちのお顔♡ 迫力の展開。未知との遭遇。果てしない物語。時にのどかに 時にたのしく 遊覧飛行は続きます。■あーたのしかった♪

2016/06/21

momogaga

【大人こそ絵本を】トビウオ型の飛行機がクジラから逃げ、嵐の中を抜け、街と森を越え、犬や人たちからも逃げきった。単純なストーリーだが、読むうちにさまざまな疑問?これからも、この繰り返しを楽しでいきます。

2016/06/05

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