KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

かぼちゃごよみ

かぼちゃごよみ

かぼちゃごよみ

作家
谷川俊太郎
川原田 徹
出版社
福音館書店
発売日
1990-10-01
ISBN
9784834010473
amazonで購入する

かぼちゃごよみ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ラグエル

ボッスとか、ブリューゲルの絵を思い出した。好きかって聞かれたら、そうでもないかも、と答えると思う。こどもは受け容れると思うけど。

2013/05/07

織町

“神様 もしもあなたがいらっしゃるなら ほんとの気持ちを私にください どんなにそれが苦しくても 私がみんなと 生きていけるように”12ヶ月の谷川俊太郎さんの詩。川原田さんの挿し絵は騒然としていて、ふふっ、まぁ素敵となったり、うわぁなんだこりゃ!と困惑したり怯えたり。どらちゃん、金太郎と桃太郎、鯨に乗った男といったおかしなものから、飲み込まれる全裸の人間と骸骨のぞっとするような異様なもの。よくわからない一筋縄ではいかない雑多さ。ただ、どの絵からも感じる生命力。9月の雲の上を走る荷車の色彩が美しくて好きだな。

2015/10/02

ume 改め saryo

この詩のイラストをつけるのも、このイラストに詩をつけるのも、どっちも相当難しいだろうなぁ(笑)(^^)

2013/09/16

april-cat

絵がねぇ。これを見るならボッスやブリューゲルを見るかな? でも詩はいくつか良いのがあって、詩だけだったらなぁ、と思わされる。これはどういったいきさつで出来た本なのだろう。絵が先にあって、そこに詩をつけているような気がするけど。谷川さんは、一方から何かを入れると、反対側から詩が出てくる詩製造マシーンだと思っているので、こういう方がいい詩ができるのかも。(と何気にこれは悪口なのかな?)

2013/06/15

遠い日

川原田徹さんは、かぼちゃにこだわりつづけ、描き続けてきた画家だという。詩を寄せたのは谷川俊太郎さん。色が溢れかえっているのに、なんだろうこの圧倒的な昏さは!1月から12月まで、その月らしい風物を描いているのに、なんだろうこの混沌は!人の情念か、現世の滓か。ちいさくドラえもんなんぞも描きこまれている作品もあるが、そのイメージをはるかに凌駕する鋭い視線を感じてしまうのだ。どの頁の人の行いも日常的な閾をでないのに、見つめていると、人ならざるものの世界と見紛うばかりだ。恐ろしささえ感じるのに観るのをやめられない。

2008/09/17

感想・レビューをもっと見る