ベッツィーとテイシイ (世界傑作童話シリーズ)
ベッツィーとテイシイ (世界傑作童話シリーズ) / 感想・レビュー
帽子を編みます
図書館で目が合いました、表紙画を見たら読みたくなります。かわいい内容です。女の子の楽しい日常生活、親友がいて優しい家族、憧れの生活です。子どもの頃を思い出します、友だちに会いに好きなものを高橋真琴のお姫様バッグ(ちっちゃなトランク型)にごちゃごちゃ詰め込んで、ままごと遊びをしました。木の枝がドアになったり、部屋の間取りになったり。ふわふわした続きものの物語を作ったり。挿し絵がなんとも楽しい、イメージが膨らみます。最後は新しいお友だちも加わってさらに楽しい日々が続きそうですが続編は出版されていないようです。
2023/07/29
おはなし会 芽ぶっく
6年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】 国語で『きつねの窓』 https://bookmeter.com/books/523006 を学習しているので、絵本だけでなく読み応えのある本を紹介。お向かいに住む元気な女の子ベッツィーと、はずかしがりやのテイシイのおはなし。「ぐりとぐら(を描いた)の人だ!」と男子が盛り上がってました(笑)『 ベッツィー、テイシイにあう / ベッツィーのおたんじょうパーティー / 丘の上の夕ごはん / ピアノの箱 / はじめて学校へいった日 / 牛乳屋さんのお話 →
2021/12/20
Incisor
お向かいどうしに住むベッツィーとテイシイは5歳。快活で想像力豊かなベッツィーと超はにかみ屋のテイシイは大の仲よし。秘密基地のような遊び場や初めての学校、着せかえ遊びや、お店屋さんごっこ、ピクニックなど、ふたりで過ごす日常が四季折々の描写のなか、生き生きとつづられる。時には命のいとなみに向き合うなど、5歳の少女たちの感受性に胸を打たれる。120年も前のお話を時代を超えてワクワクと読んだ。ふたりが楽しんでいる遊びは、私も幼い頃に夢中になったし、ふたりの目線が、いつの間にかその年頃の感性を呼び起こしてくれた。
2021/07/20
のん@絵本童話専門
ベッツィーとテイシイという常にニコイチな女の子たちの日常を描いた素朴な童話です。テイシイは人見知りが強く、最初ベッツィーと出会った時も噛み合わなかったのですが、お互いの心の支えとなる関係性にまでなります。新しく妹のできたとき家族の中で一人だけ抱えていた寂しさには共感し、赤ちゃんの妹が亡くなったときの悲しみは励まし…若干閉鎖的ではあるものの、それほどまで強固な絆で結ばれている二人です。山脇百合子さんが挿絵を描いています。幼年・低学年
2024/02/04
ねむ
ちいさな仲良しさんの穏やかな日常を描いた物語の筋も、翻訳の文章も、絵も(『ぐりとぐら』の画家)、初めて読むのにすべてがとてもなつかしい感じ。きれいな砂(といっても少し白いとかその程度)集めた!とか、ちょっとした石塀のくぼみが大事なお部屋になったよねー、とか。極度に人見知りのテイシイは、まるで自分を見ているようでした…。本の見返しが可愛い花柄だったり、スピンもおそろいの薄桃色だったり、子供の頃に読んでいたら、おそらくすっかり気に入って、ぼろぼろになるまでなで回していただろうなあ。
2020/08/23
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