十字路の小さな町―クワイナー一家の物語〈2〉 (世界傑作童話シリーズ)
十字路の小さな町―クワイナー一家の物語〈2〉 (世界傑作童話シリーズ) / 感想・レビュー
コマツ
相変わらずお母さんの手料理は美味しそうなのだ。そして「ドレス」に纏わる話が多いことも、キャロラインならではなのかな。お洒落や、勉強をすることが好きなキャロライン。ここがローラとの違いで面白いです。そういえば、ローラの父さんチャールズが、母さんのために綺麗な布地を買おうとしたとき、キャロライン母さんは嬉しそうに頬を染めていた、っていう描写があったようなぁ、などと思い出しながら読んでました。次巻は新天地での家族の暮らしが始まります。どうなるのか楽しみだー♪
2010/10/31
はるき
子供たちは少しずつ成長し、世界を広げていく。ほぼ自給自足で暮らす一家の生活はつましいが、家族愛はとても深い。キャロラインの中にある勝気さも夢の大きさも幼さが、大草原の四姉妹のイメージと重なった。当たり前だけど素敵なことだ。
2014/07/14
杏子
キャロラインたちの小さな家では、貧しくとも心豊かな毎日が続きます。春から夏へ、そして秋から冬へと。季節の移り変わりとともに、ブルックフィールドの自然が生き生きと描かれます。一家の生活は地味で特に大きな事件もなく、淡々と描かれる暮らしぶりは今とはまるで違っていて驚かされますが、家族のあたたかい愛情にみちたこの家はキャロラインたちにとってはかけがえないものだったでしょう。キャロラインにとっての「わが家」とは、大好きな家族といっしょにいられる場所。だから何が起ころうと大丈夫。どんな困難にも打ち勝っていくでしょう
2010/10/29
Akiki
第1巻に続けて一気に読了。児童書だからということを差し引いても、読み出すと止められない魅力がある。開拓時代のアメリカ、男と女がちゃんと支え合わないと生きていけない世界。男女同権とか雇用機会均等法とかややこしい権利の主張なんかしなくても男と女がそれぞれの特性に合った強さや優しさでお互いを支え合っている世界。そんな世界でお父さんを早くに亡くしたクワイナー家の暮らしは楽ではない、それでも信心深いお母さんを中心に支え合って暮らす一家は日々を楽しんでいる。 1巻に比べお母さんが悲しみから立ち直り元気になっている。
2014/01/25
zomiko
情景描写が生き生きとしていて、当時の生活が目に浮かびます。 キャロラインは勉強もおしゃれも好きなのがローラとは違うのね。
2014/01/20
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