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きつねのルナール (世界傑作童話シリーズ)

きつねのルナール (世界傑作童話シリーズ)

きつねのルナール (世界傑作童話シリーズ)

作家
レオポルド・ショヴォー
L´eopold Chauveau
山脇百合子
出版社
福音館書店
発売日
2002-07-20
ISBN
9784834018509
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きつねのルナール (世界傑作童話シリーズ) / 感想・レビュー

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マカロニ マカロン

個人の感想です:B。12世紀後半にキリスト教僧侶が書いた『狐物語』が源流となり、その後イソップ物語や古代インド説話集などの要素も取り入れて30数編の狐(仏語で"renard”ルナァ)の物語が編まれた。本書ではアダムとエヴァの失楽園からスタート、エヴァがはしばみの棒を振ると狼とか狐と言った悪い動物が出てくるというミソジニーな話からスタート。その後、狐VS狼、山猫、人間、犬とのだまし合い、命をかけた闘いが描かれる。本書の翻訳と挿画は『ぐりぐら』の絵を描いた山脇百合子さん。ぐりぐらとは正反対なお話の本

2023/12/29

omasa

開いた口がふさがらないというのはこういうことかな。主人公のきつねのルナールの悪いこと悪いこと。腹をすかせ、友達をだまし、時には痛い目に会うが反省はゼロ。山脇百合子訳、絵に可愛いおはなしかと思ったら大間違い、で、これはどういう本かと思ったら「中世フランスの動物叙事詩」ということ。「殿」と呼ぶのはそういうわけか。昔のフランス人はこういうのがお好きだったの?余程ストレスがたまっていたのかしらん。しっぽはちぎれる、お尻の肉とか食いちぎられる、暴力で瀕死になる…容赦がない。子どもにも悪さをする。女衆がまた欲深い。

2022/07/29

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