ぐらぐらの歯 (世界傑作童話シリーズ)
ぐらぐらの歯 (世界傑作童話シリーズ) / 感想・レビュー
tokotoko
★イギリス★何かお話を読んでもらってるみたいな、優しくて穏やかな文章が並んでいます。あとがきで、その訳がわかりました。作者のドロシーエドワーズさんは、イギリスのストーリーテラーの第一人者といわれ、BBC放送で幼児向けのお話番組を担当されてたそうです。この妹の、激しい「きかんぼ」ぶりを、読み聞かせてもいいのか?とも思いますが、読み聞かせにピッタリの長さの10編と、こんなに可愛い「きかんぼ」がいたら、みーんな大好きになっちゃうってば!!って思う酒井さんの絵が、魅力的な1冊です。
2015/03/05
chiaki
『絵本のつぎに、なに読もう?』掲載の幼年童話を、次女(時々長女も)と少しずつ再読していっています。困った妹のエピソードが10話。姉からすれば妹の振る舞いに我慢を強いられることも多く憎たらしい存在だったんだろうなぁと察しますが、語り口がとても優しく、可愛い妹を見守る愛情に溢れています♡それぞれのオチもいい。次女は妹に親近感が湧くようで。「私はここまでじゃないでしょ」とでも言わんばかりに威張ってました。矛盾してるのにやたら小生意気なところ、天真爛漫で意外と単純なところ、変なところにこだわるところ…似てるよー!
2023/02/23
小夜風
【図書館】「きかんぼのちいちゃいいもうと」というシリーズ。ずっと前、わたしが小さかった時、わたしよりもっと小さい妹がいました。怖いもの知らずな妹が巻き起こす様々な騒動が10話。トトロのメイとサツキみたいだな~って思いながら読みました。酒井駒子さんの挿し絵が凄く良いです♪泣いちゃってる顔、困ってる顔、得意気な顔…みんな可愛い♪もう大人になってしまったらしい姉妹のお姉さんが昔を回想してるような感じの文なので、この子たちがどんな大人になったのか知りたくなりました♪
2014/10/16
Yukiko Yosuke
「きかんぼのちいちゃいいもうと」と言いながら、幼い自分の妹の心の機微、行動、破天荒な様子を丁寧に描いている作品。短編10編を収録。表題作の「ぐらぐらの歯」では散々ぐらぐらした歯をそのままにしたいと言っていながら、歯医者さんが「可愛い歯をコレクションしているんだよ」と言われるとサクッと抜いたりする思い切りの良さが光ります。なかなか言うことを聞かない(反抗期かな?)ので、少々面倒くさい妹ではありながら、姉の視点で描かれる小さい彼女の生き生きとした様子に…姉って大変だなあって思います。(笑)/小3娘に。
2024/04/24
mntmt
ちいちゃいいもうとのやることがとってもかわいい。読んでると自然ににこにこ笑顔になって来ます。酒井駒子さんの絵は、このお話にぴったりですね。
2015/05/18
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