カナリア王子―イタリアのむかしばなし (福音館文庫 昔話)
カナリア王子―イタリアのむかしばなし (福音館文庫 昔話) / 感想・レビュー
アキ
イタロ・カルヴィーノ「イタリア民話」200編の中から7編を選び、安野光雅の挿絵と安藤美紀夫の訳で楽しめる。「カナリア王子」まま母から疎んじられた王女が王子をカナリアにする魔法を与えられ最後に結婚するハッピーエンド。他に「鳥小屋の中の王子さま」「太陽のむすめ」「金の卵を産むカニ」「ナシと一緒に売られた子」「サルの宮殿」「リオンブルーノ」いずれも最後は王子さまと王女さまの結婚で終わるがそれぞれの過程が違って面白い。最近読んだばかりの絵本「梨の子ペリーナ」と同じ話もあり、親しみを感じた。最後の話が好みでした。
2021/01/29
おはなし会 芽ぶっく
イタリアの昔話、バラエティにとんでいます。挿絵は安野光雅さん。カナリア王子/とりごやの中の王子さま/太陽のむすめ/金のたまごをうむカニ/ナシといっしょに売られた子/サルの宮殿/リオンブルーノ の7篇
2019/12/02
KAZOO
むかし話のもともとは結構残酷な話が多いのですよね。日本も子供用に書かれたものとは異なり結構残酷な話もあり、グリムもそういうのが多いのですがこれもそれにたがわないものがあります。およそ安野さんの絵に合わないような話もあります。まっぷたつの子爵で有名なカルヴィーノが採話したものの一部ですが、大人用の感じがします。
2013/09/18
chatnoir
本を前から捲ると人間がカナリアに、後ろから捲るとカナリアが人間になる...金を生むカニの甲羅を食べると王様に、足を食べると毎朝枕元にお金が...ドラえもんもビックリなアイテムや、奇想天外なお話が7つ。グリムやアンデルセンほど知名度が無くて残念...いつかこの作者の収集したもの全部読んでみたい。やっぱり童話は楽しい。〝およろしければ”みたいな変な日本語が出てきたけど、本当は丁寧に言うとあってるのかな???
2015/11/25
そらこ
イタロ・カルヴィーノイタロの民話集から7話。数奇なことが起きる物語ばかりで、どれも魅力的で面白い。私は「サルの宮殿」がとくに好き。
2021/02/03
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