ぬくぬく (こどものともコレクション2009)
ぬくぬく (こどものともコレクション2009) / 感想・レビュー
はる
心が温まるお話し。寒がりの妖怪ぬくぬく。人里から離れて暮らし、出会った人を怖がらせていた。ある日、ぬくぬくは可愛い女の子と出会う。この子はちっともぬくぬくを怖がらない…。だから寒がりだったのか。天野祐吉さんの温かな文章、梶山俊夫さんの素朴な絵がとてもいい。
2021/06/30
tokotoko
"ぬくぬく"っていうあったかーーい言葉は、どうやって生まれたと思われますか?「いかにも昔話」っていう装丁の絵本ですが、そんなに古い感じはしません。それよりもね、"ぬくぬく"の気持ちが痛いほど伝わってきて・・・どんなに冷たくなった心も、ほんのりあたためてくれるって思います。"ぬくぬく"という言葉にもし性格があったら、"温かい"という確固たる言葉に比べると、不器用で優しくて、引っ込み思案・・・かもしれないな、とっておきの時だけ使うことにしよっかな?・・・なんて思ったりした1冊です。
2016/12/26
Kawai Hideki
嫁さんの思い出深い絵本として教えてもらった。寒がりで常にワラを巻き、火を食べて歩く妖怪「ぬくぬく」。その不気味な姿から村人には気味悪がられていたが、ある日、無邪気な少女に出会うことで運命が変わる。読みながら、自分では結構悲惨な方向へ変わるか、色々な紆余曲折を経て障害を乗り越えていくのかと予想していたら、案外あっさり乗り越えてしまっていてびっくりした。少女の突破力すげえ。
2014/04/12
paf ❤︎
天野さん。広告界のかただと思ってたら、児童書も手がけておいでるのね。梶山さんのきちゃない絵(褒め称えてます!)とぴったり。「いぐいくいぐいぐ」と同じく、リズム良く声に出したくなる絵本。おんなのこ、決して可愛らしく描かれているわけではなく、ぬくぬくも最後まで藁を巻きつけたままの正体不明妖怪。梶山絵本によく登場する、烏のようなギョロ目怪鳥も飛び交って、ふふふ·····いいねえ。冬に読み直そうっと。
2021/06/16
たーちゃん
なんとも憎めない妖怪ぬくぬく。息子は「一番後ろにぬくぬくいないよ?あ、ちょっと離れていた!今度は少し前に来た!」とぬくぬく探しを楽しんでいました。
2022/08/10
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