すぺるむ・さぴえんすの冒険―小松左京コレクション (ボクラノSF 4)
すぺるむ・さぴえんすの冒険―小松左京コレクション (ボクラノSF 4) / 感想・レビュー
Maiラピ
今年7月29日に80歳で亡くなった小松左京さんを偲んで。日本沈没や復活の日を映画で見たとおもうけど、たぶん初読み。「すぺるむ・さぴえんすの冒険」「結晶星団」は想像力が乏しいのか、そっちの知識がないのか・・・難しく楽しめなかった。哲学的なんだなぁ~小松左京さんの作品。他四編はおもしろかった。“小松さんのSFを一作も読まずに一生を終えるのは、人生かなり損してます。”って後書きに書いてあったけど、一応6編読んだからいいやw
2011/09/29
爽
最初のお話「夜が明けたら」は何が出てくるというわけでもないのに、背筋が寒くなった。このまま、ずっとこのままだったら…、という思いが止まらなくて、これが現実なのではないかと錯覚してしまうほどだった。そして最後の「結晶星団」。初めは何を書いてるのかよくわからなかったが、読み進めていくうちに、その世界観に感動した。スケールが大きく、人類までもを超えて書かれている内容にもう感嘆のため息しか出なかった。謎に包まれているものは理由があって、明かされていない。それを無理やり解いてしまったとき、何かが狂う。
2011/12/28
ぐるぐる244
ボクラノSFシリーズ繋がりで、なんと初小松左京。萩尾望都「Away」の原作「お召し」も読むことができた。表題作、短編なのに壮大。
2020/06/22
万博
※ネタバレ※なにが起こるかとワクワクして読んでいると、いつの間にか壮大なテーマの中に取り込まれている。やっぱり凄い。/地球の自転が止まる。じわじわと染みこんでくるラスト。夜が来ないのもイヤだな…/既読/最後の人類ミスターAが望んだ「真理の代わりに万能の力が欲しい」これには答えが無い。少々中途半端な読後…/都市伝説がうまれる瞬間/TP時蔵の疑念も分かる一方で、お糸にも共感。この世界好きだなぁ/滅せられた「ありえたかもしれない可能性たち」の墓場をめぐる物語。難しかったけれど、後半に至って急速に惹きこまれた。
2012/08/20
椿
萩尾望都の「AWAY」を読んで、原案の「お召し」が読みたくて。短編集。60年代70年代に書かれた話なんだ〜素晴らしいわ。面白かった。「夜が明けたら」「お召し」「お糸」が気に入ったよ。
2014/08/14
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