ちゃあちゃんのむかしばなし (福音館の単行本)
ちゃあちゃんのむかしばなし (福音館の単行本) / 感想・レビュー
おはなし会 芽ぶっく
ちゃあちゃんは中脇初枝さんのこと。子ども時代を高知県で過ごし、そこに伝わる昔ばなしを再話したもの。『 いざなみいざなぎ / 鳥の王さま / さるとかにのもちあらそい / 節分のはじまり / 節分の火 / じゃんこじゃんこ / 日本一のへひりにん / ねずみの国 / 花のすきな殿さま / うんかてんか / まっこう売りのじいさまと殿さま / 舌切りすずめ / へのはなし / 炭焼き長者 / たなばたさんとおぎおんさん / 和尚さんと小僧さんのはなし / 産神問答 / くらげ骨なし →
2021/08/10
はる
図書館本。展示の本棚から。書名に記憶があったのは四国に行った時に高知新聞で読んだのか。でも言葉遣いが~!と思ったら、修正したがや。おーの惜しい惜しすぎる、どこのはなしかわからんなったやいか。背表紙の川の色は土佐の川と思うたに。けんどうちのお婆も、はなしの始めはアメノミナカヌシノカミからやったきねぇ。
2019/01/24
そらこ
高知の南西部に伝わる昔話を集めたもの。自分の知っているお話とよく似ているけれど、ちょっと違う話。高知にそんなおもしろい人がいたんだと感心するお話。口承されてきてた昔話の多種多様さを感じる。最後に中脇さんは、昔話では弱い立場の主人公が成功して幸せになり、聞き手は主人公に自分を重ね成功と幸せを体験する。「だから、あなたは今のままで大丈夫、と、昔話はいつも、昔話を聞く人を肯定して祝福してくれます。」と書いている。先に生きた人から、未来へ生きる人に語り伝えられる昔話に潜む力に感動。伝えていきたいと思う。
2022/06/15
ララ
中脇さんが、故郷の高知県はた地方の昔話を再話してまとめた本。短く語れる話ばかりだが、それぞれの話には中脇さんの解説付きで、物語の世界が広がる。子どもたちに、昔話を語り継ぎたいという思い、愛情が伝わってくる。
2021/11/14
みよちゃん
高知でかたられた昔話。知ってる話が多く、しかし郷土色強く、かなり略してある話しもあったが、聞き手語り手解説も夫々にあり、貴重な本だと感じた。
2016/04/26
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