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オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリーズ)

オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリーズ)

オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリーズ)

作家
田中哲弥
加藤 久仁生
出版社
福音館書店
発売日
2021-07-09
ISBN
9784834086232
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オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリーズ) / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。犬好きの人におすすめ。オイモがとにかく可愛い▽天真爛漫なモモヨは、3年生になってオイモの散歩係になる。春先、いなくなったオイモを探して歩くと、近所のお屋敷にひとりで住んでいるオシャレなおばあさんレオンさんに出会った。ドーナツに誘われて行くとジョンと呼ばれているオイモがいた。雨の季節、黄色いレインコートに赤い長靴をはいてモモヨが出かけると、森の中でレオンさんと出会う。夏、オイモは夏バテ。冬、オイモはモモヨのお古の毛布で寝る。そして再びの春に、モモヨは家族でお花見ピクニック▽イラストもいい。良本

2023/03/04

モリー

人の記憶は、色や味そして匂いと結びついているものだと思います。とりわけ匂いは記憶の底に沈んだ場所や出来事を鮮明に思い出すきっかけになるのではないでしょうか。雨の匂い、雪の匂い、手作りの焼き菓子の匂い、そして、オイモの匂い。オイモって何?と気になった方は、何だかよく分からない話なのに、とてもほっこりして幸せな気持ちになるこのお話を読んでみてはいかがでしょうか。因みに、オイモは焼き芋ではありません。ちょと臭いかも。でも、その匂いが近づいてきたらきっと抱きしめたくなるはずです。

2022/07/10

sin

オイモがいなくて気になるけれど子供は生きるに懸命で頭の中のオイモもときどきいなくなってしまう。気づいて探して、食べて、周りの風景に感心して興味はすぐに移り変わって、季節の流れに溶け込んで、時間の短いペットや年寄りが過ぎ去って逝くのに気が付かないが、確かに彼女の中にオイモもレオンさんも、その景色もいつまでも生き続けていくのだろう。優しくて、哀しくて、愛しい人生の一頁がここにある。

2023/06/28

ぶんこ

小学生のモモヨと犬のオイモは食いしん坊。オイモはビビリなところも可愛いし、「おうおう」となくのも可愛い。オイモを探しに行くと、レオンさんの家でカラスのクロキチと遊んでいる。レオンさんのほんわかした感じと、モモヨのはっちゃけた天真爛漫さが調和していて、ずっと空から見守っていたい気分になります。挿絵も素晴らしくて、薄い水色?の桜の絵、不思議な色合いなのに目が離せません。とてもステキ。モモヨの世界が愛らしいだけに、「そういうことか」とわかった時は切なくて涙ぐむ。薄いけれど素敵がいっぱい詰まった本でした。

2023/04/08

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

表紙の絵に惹かれて。加藤久仁生さんの絵が素敵でした。3年生のモモヨちゃんと犬のオイモとの日常を描いたもの。ストーリーはフワッとした独特の世界感ですが好み。

2021/10/28

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