プンスカジャム (福音館創作童話シリーズ)
「プンスカジャム (福音館創作童話シリーズ)」の関連記事
なぜ子どもに本が必要? 子どもに「どうして本を読まなきゃいけないの?」と聞かれたら?
はじめに 「子どもに本をたくさん読んでほしい」 親御さんはじめ、そう願っている大人の方は、昔も今も多いですよね。 では、もし子どもから「どうして本を読まなきゃいけないの?」と聞かれたら、なんと答えますか? 子どもに本を読んでほしいと願う大人は、きっと本は良いものであると信じているからではないかと思うのですが、でもなぜ良いものなのかと問われたときに、はっきりと言葉にするのはなかなか難しいですよね。 「本をたくさん読むと語彙力が身につくから」 「文章を読む力はどの教科にも役立つから」 「読解力は勉強に必要な力だから」 こうした学習面の効果はよく耳にする理由です。 けれども、その理由を言われて、はたして子どもたちは納得して本を読みたいと思うでしょうか? そこで本記事では、「なぜ子どもに本を読んでほしいのか」ということを掘り下げながら、子どもに本が必要な理由をいくつか紐解いてみたいと思います。 子どもに本が必要な理由1本は、世界を広げてくれる 一人の人間が一生のうちに、体験できることというのは限られています。 とくに子どものうちは、大人の管理のもと、家や学校が主な活…
2023/12/21
全文を読む関連記事をもっと見る
プンスカジャム (福音館創作童話シリーズ) / 感想・レビュー
☆よいこ
児童書。低学年~。「もう、もうもう、もうもうもう、ぼくは、おこった!」公園でタニくんと待ち合わせをしたハルはちっともやってこないタニくんに腹を立てて帰った。どすどす歩いてプンスカしていたら「ベーカリーあぐり」と書かれた車から声をかけられた。車はパン屋で、ハルはメロンパンをごちそうになる。あぐりさんは、ハルのプンスカをジャムにしようと言う。じっくり煮詰めたジャムはキラキラのピンク色だった▽ことばのリズムが楽しい。イラストも可愛い。ハピエン。2021年刊
2023/09/28
よこたん
“ジャムは、あさやけの海みたいに、きらきらしたピンク色。つやつや、うるうるひかるので、ハルはジャムをずっとながめていられそうでした。” プンスカ!プンスカ!怒ってる。くどうれいんさんの言葉選びがもう絶妙。“耳があつくて、のどがきゅっとしまるかんじがして、うでをぶんぶんふりまわしたい気持ちです。”って、あ〜わかる。児童書なのだけど、絵が昭和の匂い漂う感じで、ちょっと好みが分かれそう。ファンタジーなのかSFなのか理科なのか家庭科なのか。道徳ではないかな。プンスカの理由や程度で、色も味もころっと変わるのかな?
2023/01/11
chiaki
くどうれいんさんの児童書。待ち合わせしたのにも関わらず、友だちが約束の時間になっても現れずハルくんはプンスカ。むしゃくしゃした気持ちを抱えながら歩いていると突如魔法使いのあぐりさんが!ハルくんの怒った気持ちをきれいな色のジャムにしてくれます。そんなジャム作りのお手伝いをしているうちに、ハルくんもいくらか心が晴れてきて…。怒りだけでなく、自分の感情もこうして色分けすると心の整理に繋がるよう。くりはらさんの絵も素敵。低学年さん向け。
2022/03/25
たまきら
あるよね~こういうこと…。「約束したのに来なかったよ!」15分公園で待って怒って帰ってきた娘さんにぴったりと思たんですが、「ふうん」ぐらいの感想でした。おや?男の子が主人公だからかなあ。やさしい魔女の呪いあめみたいな感じだけどなあ…。オカンはほっこり読みました。ちなみに娘さん、怒って報告に来た後他のお友達と楽しく遊んでいたのであまりダメージもなし。良いコミュニティだよな~。
2021/11/21
mincharos
人気のくどうれいんの児童書ってことでサクっと。小学校低学年にとっては「あるある」な待ち合わせ問題。子供同士で約束してきて、何か間違ってたり勘違いしてたりして、実際に会えないことはよくあること。本作のハルくんもお友達が待ち合わせに来なかったことでプンスカ怒ってらっしゃって。そこに現れたまほうつかいのあぐりさん。ハルくんのプンスカできれいな色のジャムを作ってくれた。いくらプンスカしていても料理することで気持ちが平坦になるって、大人でもあること。さすが歌人さん。言葉選びがナイスで読んでいて歌うように楽しかった。
2021/12/13
感想・レビューをもっと見る