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私立探検家学園1 はじまりの島で (福音館創作童話シリーズ)

私立探検家学園1 はじまりの島で (福音館創作童話シリーズ)

私立探検家学園1 はじまりの島で (福音館創作童話シリーズ)

作家
斉藤倫
桑原太矩
出版社
福音館書店
発売日
2022-10-07
ISBN
9784834086836
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私立探検家学園1 はじまりの島で (福音館創作童話シリーズ) / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。小5から中3までの子どもだけが入学できる「探検家学園」通称PES(ペス)に、松田コロンは転校(入学)する。現在行方不明のフーライボーな祖父の言いつけで、コロンは最初大いにとまどった。電車に揺られ山奥の校舎を見つけると目の前には川が流れている。新入生はそれぞれの技を披露し川を越えていく。国際色豊かで最新技術のつまった授業はとても魅力的で、コロンはとりあえず探検家になるための授業を受ける。最初の「実習」はドラゴンのたまごを見つけてくること▽設定は魅力的。イラストはいいけど、登場人物多めで目が滑る

2024/10/22

seacalf

敬愛する詩人、斉藤倫さんの作品が立て続けに刊行されて嬉しい。『波うちぎわのシアン』以来長編小説も大好きなので今回も楽しみ。小5の少女コロンは行方不明のおじいちゃんの指示で急に転校、しかも探検家の養成学校に通うことになる。一見、荒唐無稽な設定だが、すぐさま夢中になってあっという間に読ませる。彼ら探検家の卵たちが試される根っこの部分はあらゆる人にも通ずる判断力や智力、人間力。個性豊かな同級生達に呑まれつつも持ち前の勘働きの良さで実習中に頭角を表していく。このシリーズがどう展開していくのか、また楽しみが増えた。

2022/12/18

yumiha

「探検家」を育てるための学校?とは、斎藤倫作品にしちゃカルイんちゃうん?と思ったが、読み始めてみると納得。「探検家の敵」は前例や先入観とか、「この先は正解のない世界」とか、運動は「体の声を聞くこと」とか、「本当に大切なことは、どうでもよさそうなことの中にある」などのメッセージは、確かに斎藤倫作品だ。とりわけ嬉しかったのは、「困った状況を手近にあるもので何とかする」が、私の料理の手法と同じだったこと。つまり全編を通して、いわゆる常識を疑って自分の頭で考えることを大事にしているところが好ましい。

2024/05/08

東谷くまみ

いい。すごくいい。少なくとも2回は読んで欲しい。1回目は物語を追って、2回目は物語以外の…例えば私がミウラ先生の「この先は、正解のないせかいです」にぐっと胸を掴まれたように、読み手の心に広がる大切なことを探すために。詩人の斉藤倫さんだからかな、言葉の余白がそれぞれの大切にしたいことを照らしてくれる気がする。周りの意見ではなく自分の意思で人生を歩むこと、新しい世界は常に目の前にあり“未知を味方にする”ことでその扉が開くこと。なんて力強いエールなんだろう。この物語を読むことで子供たちがえいやっ!と→

2024/04/26

anne@灯れ松明の火

新着棚で。大好きな斉藤倫さん新作。シリーズ物。小学5年生の松田コロンは、突然転校することになった。その名は「私立探検家学園」。探検家を目指すための学校だと言う。集まった子は色んな国の子だし、行われる授業も、普通とは全然違う。想像できない世界が広がり、ビックリ! 山奥なので全寮制かと思えば、自宅から通っているのもちょっとビックリ(笑) さあ、どんな「実習」が始まるのか? 子どもたちなら、きっとワクワク一気読み♪ 12月には2巻が出る予定。早い!

2022/11/25

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