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森のなかのママ

森のなかのママ

森のなかのママ

作家
井上荒野
出版社
集英社
発売日
2004-03-26
ISBN
9784834250657
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森のなかのママ / 感想・レビュー

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ぶんこ

井上さんにしては爽やかそうな本だと思って手にしたのですが、私には合いませんでした。出てくる人たちが皆お気楽というか、人生楽しんでそうなのはよいのですが、私はついジンさん、トリさんたちの奥様やお子さんの気持ちを考えてしまうのです。小説だからと思っても、ダメみたいです。

2017/09/19

pom

亡き父の愛人やママの男友達などが登場するので、ドロドロの男女関係を想像してしまいましたが、さらっとしていて嫌みのない感じで読みやすかったです。物事を深く考えて無い様に見えるママに、娘のいずみと一緒に『何でなの?ママ』と読みながら聞いてみたくなりましたが。ママも亡き夫の事で心の中では傷つきながらも、何とか折り合いをつけて暮らしてきたのでしょう。いずみもそんなママの気持ちを少しずつ分かってあげられる様になって来て良かったです。照次郎の家族のゆるーい感じが愉快でした。

2012/04/04

ほたて

自由奔放な未亡人生活を満喫する美人のママと大学生の娘いずみ。いずみちゃんの初恋の人、伏見さん(68歳!)はママが好き。他にも、ママのファンというか取り巻きはたくさんいて…。終始いずみちゃん寄りの心で、ママの心がわからなかった。いずみちゃんの同級生の照次郎くんがいなかったら、きっと最後まで読めなかったと思います。二人のデートだけが、唯一の甘味で、あとはひたすらビターです。大人って難しい!没落貴族のような退廃的な香りがぷんぷんしてます。

2012/09/26

なゆ

荒野さんといえば〝ざらり〟…というイメージだけど、これは娘の目線で書かれてるせいか、さらりとしてほのぼの。60歳の未亡人ながら、取り巻きのおじさんたちをはべらせ自由気ままなママと、大学生のいずみ。亡きパパの愛人が現れてから、ますます理解不能な行動のママになってしまう。けれど、「攻撃は最大の防御なり」とは。ちょっとわけわかんない所もあるけどそこがママの魅力で、書きようによっては暗くなる話も明るくほのぼのしたものに。

2012/02/17

emi

画家だったパパの亡き後ママと二人暮らしの大学生いずみ。貸している離れに住む伏見さんに恋するも、伏見さんはママのことが好き。ママもママの取り巻きたちも自由で、いずみはそれにイライラすることもあるけれど、次第にママの本音を理解していく。つかみどころのないママに翻弄されつつも、すごくゆるくて心地よく、ずっと読んでいたいなと思う作品だった

2015/07/25

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