エイラ 地上の旅人(10) 平原の旅 下
エイラ 地上の旅人(10) 平原の旅 下 / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
もてなしの料理で毒殺?と思わせ、独裁者の雌オオカミ・アッタロアの不意打ち。エイラを組み伏せ喉元に突き刺そうとするナイフ。エイラを救ったのは、アッタロアの喉を噛み裂く鋭い牙(表紙に並ぶ友)再びジョンダラー故郷への旅。氏族・同族関係なく娘への集団暴行繰り返すならず者・チャロリとその仲間に襲われていた氏族のカップル・ガバンとヨーガを救い、恩義を取り交わす二人。自分の見初めたヨーガをチャロリ達から救い、足の骨折の治療を受けた氏族族長のガバン。この取り交わした恩義はどこかで回収されるはず。クレバス他、危険に→
2014/12/14
punyupunyu
ス・アームナイ簇を旅立ち、いよいよ旅の最難関の氷河を渡る二人。自然の厳しさと危険を力を合わせて乗り切り、ついに氷河の西側に到達した。ロサドゥナイ族の簇では互いのきずなの強さを再確認した。ランザドニーの簇では悲恋の物語があった。本巻で印象深いトピックは、氏族の夫婦を襲うチャロリたちに遭遇し、彼らを挫き氏族を助けた場面でした。ジョンダラーが氏族の男と会話する場面が良かった。風俗・文化を超えて心を通わせることができる暖かな場面でした。旅の終わり、エイラがジョンダラーの子を身ごもった件も感極まる場面だったと思う。
2014/12/30
青緑
繰り返し説明される事が多くて辟易。エイラに発音出来ない言葉があって独特のなまりがあるとか、フリントを細工して刃物をつくやり方とか、皮で鍋を作って火にかけて燃えない理由とか、エイラが馬をどう操るかとか、もう聞いたよ!と言いたくなって辛い。でも話は面白い。
2018/02/10
エイサノオト
母なる大河、ドナウ川は長かったなあ。
2013/11/01
kirdin
第一部から一気に読んでいるので、どうしても同じ話の繰返しが多く感じてしまう。しかしそれだけに、自然への賛美・人間至上主義への警鐘という、著者のメッセージは強く伝わって来ます。人間は生き残るために知性を進化させた。他の動物や植物は、それとは異なる方向に進化した。人間がかなわない部分など、いくらでもある。どうして人間だけが優れていると言えるだろう?
2017/04/22
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