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加賀乙彦 自伝

加賀乙彦 自伝

加賀乙彦 自伝

作家
加賀乙彦
出版社
ホーム社
発売日
2013-03-05
ISBN
9784834251845
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加賀乙彦 自伝 / 感想・レビュー

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kakoboo

読書会で紹介されたので読んでみたのですが、元々自伝というとなんとなく自慢話や疎ましさがあったものの加賀さんの自伝はそんなことなく、あっけらかんにかつユーモラスに語りかけてくれていて寧ろ心地よかったです。またスマートな生き方ながらも多くの人からの指導や叱咤を悪くなく受け入れて、感情豊か。本当に素敵な方なんでしょうね。 長編を書くきっかけや海外文学、知識の海、とにかく造詣が深く大変勉強になりました。 悔やまれるのは印刷でところどころに薄さがあったことくらいです。

2017/04/12

のん

新装版 高山右近を読んで、作者に興味をもちました。 小さいときから読書家で、頭脳明晰、精神科医で遅くに洗礼を受けてカソリックに。 自伝は、きっと読むのに時間がかかるかなと思って読み始めましたが、語口も軽快で、医師としての作者、沢山の作家との交流などいっぱい詰まっているのに、とても面白く、ほぼ一気読みしました。 読んで良かった!

2018/02/08

でんちゅう

宣告を読んでから、ファンになりその他の長編を読んでましたが、永遠の都を読み終えてから、間が空きました。雲の都は読んでないですが、是非とも手にとりたいです。自伝を読んだことで作品やプロフィール、キリスト教、友人を生々しく知れて、とても有意義な読書が出来ました。加賀乙彦さんは尊敬するクリスチャン作家のひとりです。

2016/06/22

はちみつ

勝手なイメージですが、加賀さんは物事を気難しく考え込んでしまうタイプの人なのかなと、思っていましたが、物事を素直に受け止めることができるシンプルな人だと感じました。 育ちの良さも感じます。 他者との接し方もさわやかですし、人を恨んだり,羨ましがったりもなさそうです。 死に対する考え方にも救われました。

2013/06/30

Prince of Scotch

昭和ひとけた世代、精神科医にして、作家の生誕から今日に至るまでの人生をたどった手記。お名前は存じているものの、著者の作品で読んだことのあるのは唯一『宣告』のみだが、数多くの長編小説をものしていることを知らなかった。昭和を代表する錚々たる作家たちとの交遊は広く、平成の今日もなお現役で、文壇の重鎮のひとりでもある。『フランドルの冬』や『死刑囚の記録』など、加賀氏の作品を手にとろうと思う。

2017/11/12

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