帰ってきた 聞き出す力
帰ってきた 聞き出す力 / 感想・レビュー
緋莢
『聞き出す力』シリーズ3冊目。前2冊が日本文芸社から出ているのに、これがホーム社発行(発売:集英社)な 理由は、電子と紙版両方出る予定が電子版しか出なかったかららしく、その辺は「紙版あとがき」に触れられています。帯には<吉田豪だからこそ知りえた著名人の痛快エピソードと、職業としての「プロインタビュアー」の極意が明らかに!>とありますが、著名人の痛快エピソードの方が多めです。昭和の対談本の紹介もしており、松方弘樹、金田正一、横山やすしが取り上げられてますが、全員が本当に ヤバい!(続く
2023/03/08
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
ワイドショーのレポーターとかがインタビューともいえない意味のない質問を投げかけている光景によく出くわすけど、ああいう輩と吉田豪の最大の違い、それは取材した内容が視聴者読者に届く際にどのような形になっているべきかを意識しているかどうかのようです。有名な事前の徹底取材、それにもこんな意味があったなんて(どんな?)。インタビュイーとして予想を裏切らなかったのは福山雅治、お仕事の裏側におおっ!ってなったのは魔夜峰央。「人は弱るとアイドルにハマる」説、否定できない!!
2023/08/10
おっとー
いやもう素敵な話(笑)。プロインタビュアーによるインタビューのポイントと、芸能人インタビューの四方山話を絶妙なバランスで収録。きちんと相手のことを知り、向き合い、時にはグレーゾーンにも踏み込みながら、それでいて失礼にはあたらない聞き方をする。表面的な風評づくりをするのではなく、その人の苦悩や考え方を引き出しながら個性を作り出す。インタビューに限らずいろんな場で参考にできそうな内容。
2023/08/14
xangzu
図書館新刊本コーナーに何やらそそるタイトルで鎮座していたので、思わず借りてしまった。 吉田豪氏も紙のプロレスも知らない。 著名人とのエピソード集という感じ。ビートたけしとのエピソードは有名らしいが…面白く読めた。 大谷翔平の章はなるほど納得した。彼は無趣味なのではなく、趣味の野球が仕事になっただけで、ボクなんかと同じでとことん掘り下げ過ぎるタイプだった…とのこと。 正直、異空間に迷い込んだ気分の一冊であった。
2023/04/11
Eiki Natori
過去の「聞き出す力」はコミュニケーションについて学べることが多かったが、今回の一冊は面白すぎるエピソードばかりではあるが、特に新たに学ぶべき話があるかという意味では残念だった。 プロレスやパンクなど、私の趣味に合致し、かつ深い話を引き出せる吉田豪は貴重な存在ではある。
2023/02/12
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