エースをねらえ! 10 (ホーム社漫画文庫)
エースをねらえ! 10 (ホーム社漫画文庫) / 感想・レビュー
おMP夫人
いよいよ最終巻。冷静に振り返ると、7巻以降は蛇足感が否めないかもしれません。全体的に、話が都合よく進みすぎているかもしれません。ですが、後半に進むほど、より感情に訴えかけてくるのも事実です。欠点を覆い隠すほどの勢い。これも名作と呼ばれる作品のなせる業。止まらない涙。素直に感動に浸るもよし、ギャグと捉えてネタにするもよし。読んでもテニスはうまくならないだろうけど、生き方はうまくなれそうな気がします。もっと世代をこえて、たくさんの人に読んでもらいたい作品です。それでは最後にこの言葉で「岡! エースをねらえ!」
2012/05/07
アルパカ
お蝶夫人がこんなに素敵な女性だとは。27歳であれだけの精神的境地にたどり着ける宗方仁も宗方の遺志を継ぐ桂大悟も凄い。大人になった今読むととても胸に響く箇所がある。周りもいい人が多い。
2021/12/06
中井
孤独と愛を描ききった素晴らしい作品… みんな、愛を持って愛に苦しみ、それでも愛を伝える… 尊い… 人生のバイブルじゃん、こんなん…
2021/01/31
ゆうぴょん
最終巻。ついに世界からも追われる立場となったひろみ。レイノルズコーチの「季節の移り変わりは美しい約束事」「本当に精神が澄んでいた、負けはしたけど今までで一番素晴らしい」ジャッキーの「充実感は自分で作るもの、自分は自分で鞭打つもの」桂コーチの「百忍通意・ひたすら忍べば意は必ず通ず」藤堂の「選手としての喜びより支え抜くことを選んだ勇気」お蝶夫人の「師とはなんと深く弟子を愛することができるものなのでしょう」すべてが深い。最後断酒を解いた桂の「岡、何もかもこれからだぞ」に希望を見つつ、そしていつかは終わる
2020/04/19
ドント
面白かった。やはり天下を獲った作品は違う。物語のピークとしては第一部完か岡復活くらいまで。目指すべき山頂への道のりが見えて、後輩も育ってきた時点で純然たる青く若き選手としての岡ひろみの「エースをねらう物語」はゆるやかに終わらざるを得なかった。たとえば選手をやりながら神谷くんを育てる岡、なんて想像できないもんね。お蝶夫人のキャラとして/選手としての格を最後まで落とさなかった、あるいは落とせなかったことは面白い。
2018/09/28
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