ココ・シャネル 愛と孤独の日々 (ホーム社漫画文庫)
ココ・シャネル 愛と孤独の日々 (ホーム社漫画文庫) / 感想・レビュー
keroppi
図書館リユースコーナーで見つけて。ココ・シャネルの人生を描く漫画。「愛と孤独の日々」と副題にあるように、男性遍歴が主題のようで、セックスシーンも多い。発想の源は、貧困と孤児院育ちという境遇と書かれているが、その彼女の美の根源と発想をもう少し掘り下げて読みたかった。その当時、女性を縛りつけていたものから解放してきたのが、ココ・シャネルだったんじゃないかと思っていたが、このココは、過去に縛られすぎの印象がある。
2020/05/18
美登利
多分かなり昔にも読んだことあると思います。洋裁を少しかじっていたので、服に関することはとても興味があります。若いときは、シャネルスーツ風(本物は高くて買えません)の服を着たりもしてました。このコミックは確かにラブシーンも多いので、愛を求めてさ迷う独りの女としてよりも、仕事を選んだココの後悔も感じさせるようです。どんな男も彼女を愛したり援助してくれても、結婚は望まなかった。子供は産めなかったけれど、沢山の女たちの服を生み出したココ。成功するには、何か失うものがあるのですね。完璧に人生は送れるものではない。
2014/08/05
ぐうぐう
コルセットで体を締め付け、服に支配されていた女性達。そんな時代にあってココ・シャネルは服を支配することで、女性達を解放する。絶対的なセンスへの自信が、ココをモードの女王へと誘うことと引き換えに、愛した人達との別れを導いていく。「服を作るために一人なのだろうか 一人だから服を作るのだろうか――」。高口里純による、栄光と孤独に彩られたココ・シャネルの、堂々たる伝記。これが25年も前に描かれた作品とは、信じられない。
2010/03/12
Sayuri
2009年製作のオドレイ・トトゥ主演の映画「ココ ヴァン シャネル」をみて、たまたまその直後に友人が漫画を貸してくれて読みました。情景や心情の描きかたが伝わりやすく感情移入しやすかったからか、漫画は二時間ぐらいでいっきに読みきれた。映画と漫画での情報が合わさったことで、感性豊かなシャネルというひとりの女性の生き方に心打たれるものを見いだせました。実業家としても、力を発揮していたと知って、「洋服を作るのも香水を生み出すのも芸術ではない、一つの商売である」という言葉は意外な一言だったな。
2015/10/03
調“本”薬局問悶堂
シャネル。好きなんだ。 本も何冊か読んだ。映画は観に行きたかったけどタイミング逃しちゃったから見れていない。 孤独は悪いことじゃない。 シャネルが生まれたちょうど100年後の同じ日に、私は生まれた。それもあって惹かれてしまう。 どれほど魅力的な人だったんだろう。興味が尽きない。 《2020年6月 登録》
2010/03/10
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