魔の沼 (fukkan.com)
魔の沼 (fukkan.com) / 感想・レビュー
シガー&シュガー
黒い釜事件から数か月経った夏、黒い魔法が蘇りかけているのを、オレンジ党のルミと、家族を亡くした少年・京志が時を同じくして気付く。不気味な建売住宅、そこに住む奇妙な人、以前のオレンジ党メンバーが入れられた「施設」等など舞台設定や展開は相変わらずいい感じ…なのが、興味深いわりに掘り下げられないのでもどかしい。そもそも第一の書と同様、対決シーンに説明がやや不足の感があり、あっけない手ごたえ。寂しくて面白い設定がたくさんなのに放置のままなので残念なのだけど、やっぱり好きだなあという思い出になっている「第二の書」。
2017/07/14
misui
夏休みにみんなでキャンプして敵に立ち向かうとか、思ったより普通にジュブナイルしてるけどこれはこれで。たぶんテーマは「光車」と通底してる。ところで、今回登場の京志少年について語られた『ねぎ坊主畑の妖精たちの物語』所収の「夜の道」、これは恐るべき傑作なのでおすすめです。
2010/04/26
えんぴつ
シリーズ三部作の二作目。季節は夏になり、突然できた沼地を見張るためオレンジ党の仲間は夏休みにキャンプをする。短編に登場する孤児の中学生田久保京志が登場し、1巻目で仲間だった名和ゆきえは、施設へ連れ去られる。沼に現れた沼の王と謎の白衣を着た男、土神のじいさん、魔法を使う教師など複雑な敵が入り乱れる。勝手に出来上がる建売住宅、京志のいなくなった、または死んだ?妹たちなどどこまでも怪しいことだらけ。素直で勇気ある子どもたちを応援しながら読んだ。
2023/07/17
ruka
短編集に出ていたキヨーシが登場。なんだかつながってきたぞ。。
2010/08/26
:-p
RPGにしたら面白そう。
2014/08/16
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