ねぎ坊主畑の妖精たちの物語 (fukkan.com)
ねぎ坊主畑の妖精たちの物語 (fukkan.com) / 感想・レビュー
シガー&シュガー
オレンジ党をはじめとする「不安の中にいる子供」を描く短編以外にも宮沢賢治を思わせるタッチの短編を収録。お目当てはもちろん子供たちのお話。今までの天沢短編では納得というものに期待が持てなかったため覚悟を決めて読んでいましたが、「グーンの黒い地図」は思ったよりもまとまっていて私の中では満足度高し。不気味さもオレンジ党本編よりもむしろ強く感じてゾクゾクしたし、終わりなき不安と戦いを暗示するような終わり方もオレンジ党よりは分かりやすくてよかった気がします。もっと読みたいなあ。未発表原稿とか眠ってませんかネ?
2017/07/19
inugamix
[購入本] 宮澤賢治オマージュなのかな。
えんぴつ
オレンジ党シリーズの謎を解きたかったので再読。図書館本。短編集「夜の道」に田久保京志が登場。ヒヨドリとカケスがすでに登場。沼、汽車などオレンジ党につながるモチーフがあって納得。土神の夢、人形川、グーンの黒い地図などオレンジ党の物語と同じ登場人物が出てきてオレンジ党シリーズの好きな方は理解が深まり楽しめる。美しいが不気味で容赦ない天沢調はNHKの少年ドラマシリーズを彷彿とさせる。
2023/07/13
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