蛍子―昭和抒情歌50選 (下) (fukkan.com)
蛍子―昭和抒情歌50選 (下) (fukkan.com) / 感想・レビュー
安南
蛍子という名の若い女と、狂った母親と暮らす幼女カオリの不思議な日常の交流が、流行り歌に乗せて描かれている。わたしにとって馴染みの久世節が蛍子の柔肌にピタリとはまる。1コマ1コマが美しく、まるで詩画集のよう。最小限に線を抑えた白っぽい画面が彼女等の哀しさ虚しさを表している。ただ一つ、気になるのは狂女の描写が執拗過ぎて女の哀れが最後にはギャグのように見えること。まして『週間女性』に連載されたとなれば、あまり気持ちよいものではなかっただろう。
2014/01/08
しのさん
題名の通りほのかな侘しさをおびた連作である。 主人公の想いについていけないところもあった。
2012/07/08
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