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架空の王国

架空の王国

架空の王国

作家
高野史緒
出版社
復刊ドットコム
発売日
2006-05-01
ISBN
9784835442204
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架空の王国 / 感想・レビュー

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なしかれー

架空の小王国、「ボーヴァル」の話。王家と縁も所縁もない人を聖別によって王位継承者とすることができる特殊な王国。偶然、王太子と知り合いになり、事件に巻き込まれていくルカ。王太子のあまりのラフさに愕然とする 笑。そもそも私たちが言う歴史とは一体何であるのか。根本的なことを問われた気がする。知的好奇心に理由はいらない。

2013/09/01

ゾロりん

旅本3冊目。これまた結構前に買った本。高野史緒らしい優雅かつペダンティックな文体。ストーリーに引き込まれました。

2016/03/16

shou

復刊。外伝付。タイトル通り、フランス保護下の架空の国を舞台にした現代ミステリ。史学専攻の留学生と王子様でロマンスという王道展開ながら、さすがの歴史設定で楽しめる。文化圏の異なる人間が西洋史を研究する意義について、主人公が悩むあたりも興味深かった。

2014/05/18

稽子

★★★★

patapon

「それを理不尽だと思う?何かに理不尽なまでに心を寄せてしまうことを?」 ヨーロッパの小国であるボーヴァル王国の秘密と陰謀を、日本人留学生と王太子が解き明かしていく過程と2人の距離感が面白い。ヨーロッパの古い図書館や古書の描写、他の国の歴史を学ぶことへの主人公の葛藤など、著者の経験に基づくのでしょうか?読み終わった後、タイトルの意味に気付いて溜息。あとがきに書かれている続編を読みたいなあ。出版されないかなあ。

2014/09/27

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