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あけるな

あけるな

あけるな

作家
谷川俊太郎
安野光雅
出版社
復刊ドットコム
発売日
2006-12-01
ISBN
9784835442679
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あけるな / 感想・レビュー

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シナモン

「あけるな」と言われるとつい中を見たくなる。扉から扉へ…。ほっとしたりぎょっとしたり。緊張しながらページをめくる。ちょっと怖くて不思議な絵本でした。

2021/01/14

怖い絵本。絵がきれいでした。開けたらいけない扉を開けてしまうと行き着く先は途中の展開からは想像していなかったまさかの場所でした。開けるなと言われると開けたくなる心理をついたストーリーでした。

2021/03/02

seacalf

筋金入りの天の邪鬼でない限り、あけるなと言われたら開けてしまうのが人の性なんだろうなあ。とはいえ、知らなくたっていい事もこの世の中には沢山あるのかもしれない。それで思い出したのは、ちょうど今オンエアされているサッポロビールののCM。『嘘は必要ですか?』との妻夫木君からの問いに『今の時代、必要なんでしょうね。自分も本当のことを知りたいって、あまり思わなくなったね』と答える細野晴臣さんのセリフが印象的。知りたくて知りたくて止まらなくなった先にあった真実を見てしまった時、細野さんのセリフを思い出してしまった。

2019/10/23

masa@レビューお休み中

噂には聞いていたが、これは怖いですね。扉には「あけるな」と書いてあります。何の説明もなく、ただ目の前に突きつけられた扉と、あけるなの文字。もう、これだけで背筋がゾワゾワと寒くなってきます。けれども、主人公はそんなことお構いなしに、どんどん、どんどん目の前に現れる扉を開けていきます。最初にも書きましたが、これ本当に怖いんですよ。別に人が傷ついたり、殺されたりはしないのに、扉の先に進めば進むほど、心臓の鼓動は速くなり、嫌な汗がでてきます。人は、開けるなと言われると、開けたいという衝動に駆られてしまうんですよね

2013/04/04

けんとまん1007

谷川俊太郎さんと安野光雅さんという、これ以上ない強力タッグ。谷川さんならではの言葉の遊び心が、安野さんの絵と相まってさらにパワーアップ。あけるな・・・と、言われると、あけたくなるのが人間というもの。その奥にあるのは、素晴らしい世界かもしれない。

2021/01/23

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