かっぱのサルマタ (住井すゑとの絵本集 3)
かっぱのサルマタ (住井すゑとの絵本集 3) / 感想・レビュー
ochatomo
シリーズ第3作 王権側から否定する創作話 佐野洋子さんの絵はほのぼの 元本1982年 2007刊
2021/05/05
遠い日
絵は佐野洋子さん。住井さんの人間風刺。河童になぞらえてはいるが、人間の権力に対する欲を、みごとに斬っている。小気味いいテンポで、河童の変容を描く。さて、何が幸せなのだろうと、ここでも考えさせられる。
2014/11/17
いっちゃん
まさか、最後に人間をディスってくるとは。カッパのお話ではあんまりないタイプのものだった。
2019/07/03
ヒラP@ehon.gohon
かっぱが手にしたサルマタ(パンツ)。 それを身につけて大王宣言したのですが、決して良いことばかりではなかったようです。 かっぱ族の統制はとれたかもしれませんが、ストレスがたまるばかり。 食生活も無理がたたり、体がまいってしまいました。 サルマタを子どもに譲って普通のカッパになろうとしても、誰も欲しがらない。 権力を得るよりも、自分には自分の生き方があるとあっさりと断れてしまいます。 今時の(?)若者は非常に明確です。 結構大人向けの絵本かも知れません。
2010/11/29
bb00kk
これはサルマタがピンと来なかったのか数ページで飽き始めたのでサルマタをパンツに替えて読了^^; サルマタと言う古風な言葉とは逆にかっぱの長男、次男が今っ子風なのには笑った。
2014/01/31
感想・レビューをもっと見る