空になったかがみ (住井すゑとの絵本集 5)
空になったかがみ (住井すゑとの絵本集 5) / 感想・レビュー
魚京童!
久々に良い本を見つけた。力を持ってる。図書館で輝いていた。やっぱりすぐわかる。惹かれるから。言葉なんていらない。過去の読みたい本から選んでいるけど、やっぱり気分によって異なるみたいだ。数日前の私は私じゃないから。今の気分に合わせて図書館で本を借りるのが難しい。だからさっき図書館で取った本が素晴らしいのは間違いがない。だって今しか生きていないのだから。
2019/04/07
ochatomo
シリーズ最終の第5作 3千万年前という抽象的な話 王権を否定するストーリーよりもバラエティに富む絵が印象に残るシリーズだった Hataoさんは実孫で、その妻は永田萌さん 元本1983年 2007刊
2021/05/05
みー
長い長い眠りから目覚めたスフィンクス?が語ります。長い長い過去に起こった悲しい争いを・・その後の結末までは語らず、スフィンクスはまた永い眠りにつきます。当時、そこで生きてきた生き物は、もはやこの地に存在していないという事実が、その争いの真の結末を表しているのでしょうか・・他館より。
2017/06/28
遠い日
人の世の、本当の幸せや真っ当な在り方を3千万年の眠りから冷めたスフィンクスが語る。争うことの不毛さを、しみじみと語る。住井さんの、人間の智を信じる、信じたいという思いが垣間見える気がする。
2017/04/20
けんちゃん
図書館で。3千万年の眠りからさめたスフィンクスが、自分の仕えた王の話をして、また眠りにつきます。次に目覚めるのは300万年後。その時まであと10年という面白い設定。眠りにつく前に「人間の世は変わるよ」と言い残す言葉がずしりときます。なんと「橋のない川」の住井すゑさんが70歳を過ぎて手がけた絵本。それを意識して読むと、彼女の思いが伝わってくるようでした。
2010/10/19
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