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MEAD GUNDAM [復刻版]

MEAD GUNDAM [復刻版]

MEAD GUNDAM [復刻版]

作家
シド・ミード
高橋良平
出版社
復刊ドットコム
発売日
2013-01-23
ISBN
9784835449203
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MEAD GUNDAM [復刻版] / 感想・レビュー

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姉勤

工業デザイナー、シド・ミードによるアニメーションキャラクターデザイン本。制作側のオーダーに応える所と、最初のインスピレーションを残し続ける所の折衝が時系列に分かり、あの「ヒゲ」のガンダムが出来上がる過程が面白い。 既存シリーズのフォーマットを踏襲しない事による拒否感や違和感は未だに多数な意見だが、ブロックの積み上げ、前作デザインの踏襲、ネタが尽きれば羽でも大砲でも背負わせておけ的な、ガンダム的なシルエットと一線を画すデザインは、遠未来のマシーンに相応しい。デッサンの触れれば切れそうな線の鋭さとフォルム。

2013/03/02

エリナ松岡

『∀ガンダム』のモビルスーツのデザイン画集。実際には、デザイナーのシド・ミード氏とのデザイン完成までのやりとりを書簡とプレゼン画で再現したドキュメンタリーと言えます。個人的には『∀ガンダム』のモビルスーツ群のデザインは歴代のガンダムの中でも突出して渋いと思うんですが、本書を読むと、その渋さを醸し出すための制作陣の工夫や意図が色々汲み取れました。放映当時あれほど斬新に見えた主役機の∀ガンダムは、ある意味妥協の産物であったらしく、本書を読んだ後では結構保守的に見えたりします。

2017/11/18

ビッチュウ

「制作ドキュメント本」とでも言えるような内容の一冊。デザインの変遷をシド・ミード氏と日本スタッフのやり取りを載せながら紹介していく。日本スタッフの敬意を払いながらも容赦の無い注文に、シド・ミード氏がイラストと共に回答する様は熱いものがある。単純に設定集とも取れるが、シド・ミード氏の創作精神、アニメの制作やデザイナー職の姿、ドキュメンタリー等、様々な分野からの切り口がある素晴らしい書籍である。

2013/07/28

えんじ

復刻したので買い直しました。ガンダムというキャラクタに挑むメカデザイナー、シド・ミードと富野監督とのやりとりを高橋良平がまとめるという夢のような本・・・。2013年1月にはあきまん氏の∀ガンダムデザイン論がツイッター上で読めました。関連モデルグラフィックス(2冊)やCHOCO同人誌『HIGE FIX』、東海村源八 ガレージキットのスモーガンダムとかいろいろな思い出が通り過ぎていきます・・・。復刻版と旧版の違いは、帯だけだと思います。

2013/02/01

150betty

(☆4)工業デザイナーが、ある種の子どもたちの憧憬の対象である神像としてのガンダムを理解し、学び、作り上げていく過程が記されている本。ガンダムのデザインを頼まれたシド・ミードが最初にガンダムのデザインとして提出してきたのはスモーだったんだけど、それに対してサンライズ側が意見を出し、シド・ミードが新しいデザインを返すというやり取りが時系列で載っていてかなり面白い。

2016/04/15

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