風雲児外外伝 松吉伝 (Fukkan.com)
風雲児外外伝 松吉伝 (Fukkan.com) / 感想・レビュー
ジコ坊
日本刀をつぶして包丁にして使った、マムシを目にもとまらぬ動きで踏み潰した…幼い作者の目に「なにか違う」を思わせた祖父の半生は、小説より奇なるものであった。祖父が生前にわずかに語った逸話を、母からの又聞きで記したということなので、歴史的事実としての信憑性は低い。しかし、もし事実ならえらいことになる!日露戦争の歴史が変わる!二度言うが、えらいこっちゃでこれ。こんな人を祖父に育ったから、みなもとたろうはこんな漫画家になったのだろうか。
2014/01/30
hiroshi0083
岡田斗司夫さんが高く評価していたので読む。 幼少時の著者にとっては、少し不思議な存在だった祖父。実は若い頃に軍人として、日露戦争などの裏舞台に関わっていた……。 みなもと太郎の漫画を読むのは殆ど初めて。ペンタッチはやや薄めなものの、コマ内の整理された情報と漫画のお約束記号(ズッコケなど)が大変懐かしくて読みやすい。内容も充実していて、とにかく楽しめた。 一度、「風雲児たち」も読んでみたいなあ。
2014/05/04
hibimoriSitaro
ReaderStore。『風雲児たち』の作者の身内がそれってホントかねてなもんだが伝聞であるむね再三のべられており,また読者に信じるよと言われることが作者の本意ではあるまい。過ぎし日露の戦いから情報戦であり諜報戦であったのねえ。きっといつか裏付けの資料が発見されるだろう。
2017/01/25
荒川ながれ
面白い。楽しかった。著者の祖父の半生を、母から聞いた話をネタにマンガにした。日露戦争で明石元二郎に同行していたことを祖父は秘匿していたこと。部下だった甘粕正彦との先輩後輩関係だった。興味深く読めた。
2014/10/18
hirokazu
作者の祖父・漆原松吉の半世記。未完となっているのはとても残念。日露戦争時の明石元二郎の驚くべき工作が語られるが、今となっては真偽を確かめることもできない。しかし松吉ほどの人物を使いこなし、「薩長閥に属せず、しかもいちども戦場で戦わずに大将になった男」の器の大きさを考えると、ありうる話に思えてしまうのですね。
2015/09/05
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