普及版 ハイラム・ホリデーの大冒険 下
普及版 ハイラム・ホリデーの大冒険 下 / 感想・レビュー
くたくた
なぜか突然、ドイツで死刑判決を受けるところから。正義と騎士道精神と情熱に溢れかえったハイラム・ホリデー氏はドイツ入りした当日にクリスタル・ナハトを目撃。激情の赴くままにナチを殴り倒し、急場を助けてくれた赤毛の美女と・・・大人の世界へダイブ!(児童書)。冒険もいよいよ佳境、姫と王子を伴ってのアルプス越えの逃避行はサウンド・オブ・ミュージックの原型では?と思わせる。重ねていうが1939年の作品だ。ローマでは陰謀に真っ向から立ち向かい、グラディウスを使った決闘に臨むハイラム、元祖ロマンチックな愚か者ここにあり!
2022/01/10
ペミカン
ふとしたことでポール・ギャリコを思い出し、ハリスおばさんと似たものかと、「タンタン」を思わせる挿絵に騙されてw児童書と思って手に取った。なんと色恋シーンもふんだんに出てくるオトナの物語。しかし素晴らしく痛快だった!「死の泉」に続いて第二次大戦中のヨーロッパを舞台に、ペーソスの効いた武勇伝は、オリンピックを観ている凡人老女の心にも刺激を与えてくれた。 かつてテレビドラマにもなっていたそうだが、復活してくれることを切望します。
2022/02/14
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