夜の領域 (Fukkan.com)
夜の領域 (Fukkan.com) / 感想・レビュー
ぐうぐう
ホラー作品集と帯には書かれているが、ホラーというイメージとはどこか違う。そもそも山本直樹は、怖がらせようとはしていない。ここに収録された短編の主人公の多くは、ひどい眠気に囚われている。夢と現、その領域が曖昧となる。それは、願望と逃避、快楽と嫌悪、その混濁と倒錯を招いていく。不穏が支配する。日常が歪む。やがて恐怖が、じわじわと読者を蝕み始める。ただの日常が怖くなる。やはりこれは、まぎれもないホラーだ。
2014/06/30
アズル
ホラー作品集ということでしたが、ホラー??ではなかったです。「夏の思い出」は、昔どこかで読んだことがありました。「君といつまでも」は、高校時代に映画を観て、よくわからなかったですね、田口トモロヲが出ていたなぁ。「×つのき駅」は、なんともつげ義春っぽかったです。
2018/10/09
マコ
この本を読んで寝たら、いい夢が見れそうだ。芥川龍之介が出てると思ったら本当にそうだった。人喰女がかわいかった。夏の思い出がすごく良かった。最後の話でつげ義春を思い出した。おやすみ
2014/05/29
文也
ホラー作品集と銘打ってるけど、幻想小説みたいな感じ。 それはそうと、山本直樹はやっぱりエロいなあ。
2014/07/12
Ryoichi Endo
高かったのに既読ばかりで、なんだよ!と思ったけど、夏の思い出の存在を思い出させてくれたので許す。
2014/10/04
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