世界の真ん中の木 愛蔵版
世界の真ん中の木 愛蔵版 / 感想・レビュー
ジョゼ★絵を描くことにハマったプ女子
図書館本。大人向けの絵本という感じです。 スタジオジブリで絵を描いていた二木真希子さん、この本もジブリの雰囲気がありました。 ストーリーも読んでいて楽しく、ジブリ映画を観ているような感覚で楽しませていただきました。 二木真希子さんはもうお亡くなりになっていると知り、とても残念です。 上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』シリーズの本も挿絵を担当されていたことも知りました。 本持っているのに、知らなかった。 やはり絵が素敵です。 優しい絵のタッチで癒されました。 もっと二木さんの作品に触れたかった。
2024/10/10
kanata
スタジオジブリで原画担当として活躍した 故二木真希子さんの物語。このひとの絵としては初めて見るが、タッチはジブリそのもの(人物の顔つきは違う)で、ジブリのオリジナルに携わっていたと思うと、緑いっぱいの画面が動き出すようだ。ファンタジックな世界観にジャックと豆の木のような大樹を昇っていくわくわく感。冒険の友にカエルの木彫りのお守りデーモ。やさしき苔の番人スプルは木の傷を癒す頼もしさ。そして追い詰められても諦めない人物たち。生命を与えるが嫌な感じのする銀の水。巨大な鳥の体液が腐っていたということなんだろうか。
2019/04/21
結衣花
たまには小説以外の本もいいな、と手に取った一冊。著者がスタジオジブリに在籍されていたこともあって、そのまま映画を見ているような冒険譚でした。
2022/08/27
鮎
人物と背景が分離することなく、全体で一枚の画として見せてくれることの嬉しさ。言葉よりも雄弁に、人も生かされている命のひとつにすぎないと教えてくれる。けれど本書が何より素晴らしいのは、その生かされている人がさらに、種を運ぶ役割を担っていること。そこに少年少女の出逢いと旅が繊細に重なること。樹上の天には死のみなもと、地中深い根の国には母なる海というのも、安易な逆転に終わらない面白さ。顔と体が乖離することなく、動きの中で心象を表して見せてくれることの楽しさ。そうだアニメって、絵が動くことの感動が始まりなんだわ。
2019/05/22
にゃこ
なるほど、ジブリだ。
2019/05/12
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