監督中毒
監督中毒 / 感想・レビュー
ハンギ
三池崇史さんの学生時代から、発行時の2003年まで回想したもの。日本映画学校には一週間しか行っていないが、助監督として現場入りしてから、ずっと制作しているという。一晩中、撮影に使う車を探して朝に間に合わせたが、ミラーの位置が違うので、強引にミラーを取り外してテープで付け替えるという逸話があるように、締め切りに間に合わせるためには手段を択ばない、そういう意味でアニメ制作と似ているなあと思いました。テレビのドラマは一週間で撮るというので驚きです。今村昌平、山下耕作、児玉進という名物監督たちも話に出てきます。
2016/01/21
なつのおすすめあにめ
不思議な立ち位置の監督。ワーカーホリックというのか、監督業が天職だったのだろうか? マンソンのエピソードが好きですが。
2014/04/27
Krohan2525
一緒に働いてた人のとこよくこんなに覚えてんなー。三池崇史の哲学が伝わる良い本だった。
2023/05/12
ハンソクマケ
三池崇史の映画を見てると自嘲的だなーと感じる場面が多々あり、この本にもそういう部分が垣間見える。助監督としては全然ダメで、監督になれるなんてこれっぽっちも思ってなかったというエピソードとか。撮影中に亡くなってしまったスタントマンの話もインパクトある。 とにかく多忙な助監督時代の話を読んでると、ぼくの仕事の忙しさなんて屁みたいなもんだし、がんばろーって気持ちになった。目の前にある仕事に対してただがむしゃらに向かっていった結果うまくいったという話でもあるわけで、なんだか希望が持てる。あれ、自己啓発本なのか?
2022/12/09
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