部屋の隅っこには恋のかけら
部屋の隅っこには恋のかけら / 感想・レビュー
菊蔵
トータス松本の人生が凝縮されているような本。ウルフルズ好きで、武道館に行って一緒に歌ったりしたのあの日が夢のよう。バンドが結成され、紆余曲折の末ドカーンと売れて、怒涛のような忙しさに自分を見失った日々や、メンバーとの考え方の齟齬が少しずつ広がり始めたり…読んでみるまで、そんな色々なことがあったとは考えもしなかった。語りが文章というより、口述しているように感じ、スラスラスラ~と読み込むことが出来た。ウルフルズが何故活動停止したのか、トータスの目線でつまびらかに記されています。ファンは必見かも。
2011/07/27
金北山の麓に生まれ育って
【暗い】「ガッツだぜ」以降は全アルバムを聴いてるが好きなのは松本の暗さが出た作品、だからライブは観ない。昔、NHKの短いドキュメンタリー番組で幼少時代を振り返って実家を訪れた時の、眼を細め遠くを見つめる寂しげな表情が忘れられない、決して幸せでは無かったのだ(本作で詳述)。「ブルースは好きだけどベタベタドロドロになるのは嫌だ」という独白にグっときた、暗いからこそ明るさを求めてもがいてきたんでしょう。『青春というのなら』も読もうと思います、読書メーターってコアな情報が手に入るので本当にありがたい。
2019/10/31
いー
トータス松本の人間らしさに触れ、ますますウルフルズが好きになりました。
2012/01/25
車寅次郎
ジョン・B・チョッパー著『青春というのなら』に衝撃を受け、すぐさま購入した本書。トータス松本が自らの半生を綴った自伝的著作。こちらは語りで書き記されているが、本人の話し言葉で入ってきやすく、分厚い本だったがあっという間に読めた。ケーヤンがイメージとは真逆の一面を持ち、ウルフルズをやっていくうえでかなり無理を強いられていたと言うことと、サンコンがあまりにもやんちゃだと言うことに衝撃を受けた。『明星』の話は、結構きつかった。復活はファンとして、とても嬉しいが初期衝動だけではなく、続けていけるのかがとても心配。
2014/04/04
kuma suke
赤裸々だ。いろんな葛藤がありつつも、やっぱりメンバーのことが大好きなんだろうなぁというのが伝わってくる。
2011/09/13
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