世界一わかりやすいフロイト教授の精神分析の本
世界一わかりやすいフロイト教授の精神分析の本 / 感想・レビュー
これっと
人間は本能が壊れた生き物であり、それを補うべくこころが存在する。そのこころには無意識があり、それこそが人間の行動・精神に大きな影響を与えている... 無意識の持つ所機能、抑圧・否認・投影・同一化・取り消し・反動形成がまとめられ、入門の入門なのかもしれないですが体系的に学べて有難い本でした。 フロイトが現代で講義するってスタイルなんですが、彼がちょっとウザいのはわざと?それとも20年前のおじさん像?笑 フロイトはユダヤ人で元々皮肉っぽくて、イギリス行って拍車が掛かったと聞きましたけど、それを意識してる?😂
2024/01/22
白義
タイトル通り、分かりやすさ重視なら一番いいフロイト入門。というか、いたこニーチェじゃないがフロイト本人が蘇って講義してる設定。著者、鈴木晶の精神分析理解度は高くて、本能が壊れた動物としての人間から自我、超自我、エスまで基礎概念はほぼOK。位置付け的には入門のさらに入門って感じの本だ
2011/11/06
スピカ
精神分析の本を読めば少しだけでも自分の事がわかるかなって思って読んでみましたが、かえってわからなくなりました。ほとんどが他人の言動や行動に影響されてるなら、完璧な自我というものは存在しないのではないだろうか。精神分析じたいの内容はおもしろかったので、もっと専門的な内容の本に挑戦したいです。
2014/05/17
まぁにぃ
心理学の勉強をしようと、まずは簡単な本をチョイス。 フロイトを先生にして授業的なストーリーで展開している。 まぁ、本格的な本の前に慣らし運転程度の本かな。
2014/04/17
Hatann
フロイトが打ち出した精神分析の大まかな方向性が理解できる。方向性についての理解をしっかりとキャリブレートしていくためにはもっと詳しい本を読んで堪能することになるのだろう。人間は本能が壊れることによって文明と自我とを生み出した。文明と自我が壊れて暴走しがちな本能をコントロールする。自我は意識の領域にあり、本能は無意識の領域にある。西洋合理主義はデカルトなどに象徴される自我意識に焦点を当てて発展してきたが、水面下に広がる膨大な無意識の領域の発見は歴史的な事件だったといえるのかな。
2018/10/30
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