人生は生きがいを探す旅――神谷美恵子の言葉 (単行本)
人生は生きがいを探す旅――神谷美恵子の言葉 (単行本) / 感想・レビュー
trazom
見開き2ページの右側に神谷美恵子さんの言葉、左側に執筆者のコメントという構成で、85のテーマが選ばれている。コメントが、決して右のページの美恵子さんの言葉の解説ではないというバラバラ感が面白い。両親の不仲、殺伐とした家庭、野村一彦とのプラトニック・ラブと別れなども、隠さず紹介されている。改めて、美恵子さんと宮沢賢治の共通点を思い浮かべる。謙虚であるが強い自我、奉仕の精神、文学や宗教的情熱、繊細な感受性、ストイックな自己凝視、音楽への傾倒、家族思い、病歴。それは、美智子皇后と美恵子さんとの共通点でもある。
2017/07/14
ペンギン伊予守
美しい魂は滅びない
2017/06/12
カトウ
日本にも、マザーテレサのような人がいたことを初めて知りました。この本の監修の日野原重明さんも大好きな人の一人です。神谷さんが翻訳した「自省録」を必ず読もうと思います。医療従事者のはしくれとして…
2020/07/31
キンセンカ
何が生きがいなのか、自分も含めて多くの人は見つけられずにいるのでは。だからこそ、昨日より今日、今日より明日とよりよく生きることが答えに近づく道のりになるのかなと思う。
2017/07/03
Tomoka
右頁に神谷美恵子の著作や日記から数文を抜粋、左頁でその文章が書かれた背景、影響を受けた人物、名著などが紹介されています。見開き1頁毎に完結しているのでとても分かりやすい構成でした。写真も多く掲載されていてお人柄が滲み出ていました。文学の才能は日記にも惜しみなく活かされていて、共感できる点も多くありました。
2017/08/23
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