KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

時間の発見

時間の発見

時間の発見

作家
コリン・ウィルソン
竹内均
出版社
三笠書房
発売日
1990-03-01
ISBN
9784837954583
amazonで購入する

時間の発見 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

マーブル

時間は左脳の発明である。(中略)人間が考える時間は自然界には存在しない。自然は、ホワイトヘッドが「変化」と呼んでいる「事のなりゆき」を知っているにすぎない。人間が時間と呼んでいるところのものは、心理的な観念であり、しかも左脳の観念なのである。ーーーまさにウィルソン節。物理学的に「時間は存在しない」としても、人間は毎日時間を感じ、振り回され、泣いて生きている。世界に流れる普遍的、絶対的な時間など存在せず、それを感じてしまうのが狭量な視野のせいであったとしても、我々の世界では確かに時間は存在している。

2022/02/26

無能なガラス屋

「(…)心理的な時間というものは、われわれ自身の心の状態のコントロールのしかたと密接なつながりをもっていることは確かのように思われる。(…)自分自身の潜在能力への理解が深まるにつれて、時間の本質への洞察も深まるであろうということだけは確かなようである。ウェルズの言うタイム・マシンは、人間の心そのものであることをわれわれは発見する。」

2022/05/27

ちゅん

時間にまつわる様々なトピックを歴史とともに紹介する本。時間とは何かを知ろうとする偉人たちの探究心、精確な時計を作るエピソードは興味深かったです。ジョンハリソンの時計、知りたくなりました。

2017/11/19

感想・レビューをもっと見る