新しい自分に生まれ変わる「ニーチェの導き」
新しい自分に生まれ変わる「ニーチェの導き」 / 感想・レビュー
chie
「人間とは不平等なのです。それが正義です。」という言葉に、不平等を嘆いてばかりの自分に気づいた。既成の宗教観をことごとく覆していくツァラトゥストラの言葉は辛辣ながらも、生きる勇気を奮い立たせてももらえた。 この原作の時代背景とか当初の評価ってどうだったのだろう。何はともあれツァラトゥストラの言葉は今日も生きている。彼が死んだと言った神とともに…?
2017/01/08
かつどん
私の考えとしては、サルからヒトに進化したように、ヒトもまた何者かに進化していく。もしその何者かをこの本の「超人間」と解釈した時に、物事への考え方の幅を広げさせてくれる本として納得します。物語に終わりはなさそう。 人が本来持っているものを、誰かの解釈や都合の良いルールで見失なわない為のヒントになる。自身の答えで良いのだと思います。ヒトという形をルールとして捉えた時に、サルというルールを破ったからこそヒトは生まれたのだと思います。次の何者かへの橋渡しが目的と私は考えてるので、一部はすんなりと入ってきました。
2015/07/15
tom
「ツァラトゥストラはかく語りき」とはよく聞く言葉ではあるが、うーむ。一読したものの、あまりに哲学的というか古典的というか、残念ながら現代の自分に教訓として活かせる点は見つけられなかった。
2019/03/14
taro335
かなり読みやすい『ツァラトゥストラ』です。他の訳で読んでいてる途中に、こちらの超訳も買ったのですが、やはりこちらが先に読了。古典の超訳ものはオリジナルのエッセンスがまったくなくなっているものも多いですが、これは成功しているように思う。充分楽しめる内容。ただ、タイトルで損をしている。
2011/07/25
とこ
脈絡がなくて分からなかったとこが多かったけど、ツァラトゥストラに興味を持たせてくれた本。これは違う訳で再読したい。ニーチェはキリスト教を全面に否定しているんではなくて、「もう」とか「今更」って感じに思ってるんじゃないかなあ。隣人愛の否定とか、大胆とは恐怖を乗り越えることである、っていう考え方は、とても好きです。
2012/05/04
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